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ソニー損保は、「2019年 新成人のカーライフ意識調査」の結果を発表した。
調査期間は、2018年11月16日~20日。今年の新成人、(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)に対し、インターネットリサーチで実施。1,000名の有効回答を得ている。
ここでは7つのトピックについて紹介する。
- 新成人の運転免許保有率は61.5%、マイカー所有率は16.7%
- 「レンタカー・カーシェアの利用で車を欲しい気持ちが強くなった」のは利用経験者の4割。男性では約半数が「車を欲しい気持ちが強くなった」と回答
- マイカー購入予算の平均額は175万円。4年連続の減少
- カーライフに必要な手取り月収のイメージ、平均額は24.1万円/月
- カーライフにかけられる金額、平均額は16,894円/月。4年連続の減少
- 新成人が20歳のうちに欲しい車は、「アクア」が1位
- 将来いつかは購入したい、新成人があこがれる車の1位は「BMW」
新成人の運転免許保有率・マイカー所有率は?
調査でははじめに、今年の新成人1,000名に対して、普通自動車運転免許の保有状況を聞いている。
「普通自動車免許を持っている(オートマ限定)」は41.1%、「普通自動車免許を持っている(マニュアル)」は20.4%。合計すると、『運転免許の保有率』は61.5%となる。
また、「現在、教習所へ通っている(オートマ限定)」は2.1%、「現在、教習所へ通っている(マニュアル)」は0.9%、「時期は決まっていないが、取得予定」は21.2%。
合計した『運転免許の取得予定者』の割合は24.2%となっている。
次に、全回答者1,000名に、車(バイクを除く)の所有状況と購入意向を聞いた。「自分の車を持っている」は16.7%という結果になっている。
また、「自分の車を購入する予定がある」は8.7%、「購入する予定はないが、いずれは欲しい」は44.9%。合計した『購入予定または意向あり』は53.6%だ。
マイカー所有率(「自分の車を持っている」の割合)を居住地別にみると、都市部では8.0%、地方では19.2%となり、地方のほうが高い結果となっている。
(市・区における人口ランキングの上位都市である、北海道札幌市、東京都23区、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市を「都市部」とし、それ以外を「地方」としている。)
新成人の、レンタカー・カーシェアリングに対する意識
続いて、免許を持っている615名に、レンタカーやカーシェアリングの利用実態について質問を行っている。
まず、レンタカーを利用したことがあるか聞いたところ、「ある」は31.9%。利用率を居住地別にみると、都市部では38.8%、地方では30.3%で、都市部のほうが高い。
カーシェアリングを利用したことがあるか聞いたところ、「ある」は8.9%という結果となった。
調査では、レンタカーまたはカーシェアリングのいずれか1つでも利用したことがある215名に、「車を購入する前の試し乗りとしてレンタカーやカーシェアリングを利用したこと」があるか聞いている。
「ある」は14.9%だった。調査を行ったソニー損保では「レンタカーやカーシェアリング利用者のなかには、気になる車の乗り心地を試しているという人もいるようだ」とみている。
また、「レンタカーやカーシェアリングを利用したことで、車を欲しいと思う気持ちが強くなったこと」があるかについて聞いている。「ある」は40.0%。割合を男女別にみると、男性47.6%、女性29.2%。利用した男性の半数近くが、車が欲しいという気持ちが強まる経験をしていたことになるという。
さらに、「レンタカーやカーシェアリングで乗った車が気に入り、同じ車を欲しいと思ったこと」があるかも聞いている。「ある」は24.7%と、4人に1人の割合。男女別にみると、男性30.2%、女性16.9%という結果になっている。
新成人の、カーライフに対するコスト意識は?
新成人は、車がある生活(カーライフ)にかかる費用について、どのような考えを持っているのか。
調査ではまず、運転免許保有者と取得意向者857名に、車(バイクを除く)の所有状況と購入意向を聞いている。
「自分の車を持っている」が19.3%、「自分の車を購入する予定がある」が10.2%、「購入する予定はないが、いずれは欲しい」が51.2%。『車の所有に肯定的』な意見は合計で80.6%となっている。
次に、運転免許保有者と取得予定者857名のうち、『車の所有に肯定的』な691名に、車を購入する際の上限予算(車所有者は購入金額)を聞いた。
購入予算の平均額は、175万円という結果になっている。
購入予算の平均額を過去の調査結果と比較すると、2015年189万円→2016年187万円→2017年181万円→2018年180万円→2019年175万円と、4年連続の減少になるという。
また、全回答者1,000名に、車がある生活(カーライフ)をするにあたり、どの程度の手取り月収が必要だと思うか聞いている。
結果、「16万円~20万円」(26.3%)や「26万円~30万円」(17.4%)に回答が集まった。平均額では、24.1万円となる。
次に、車がある生活(カーライフ)をするにあたり、1カ月いくらまでならかけられるかを聞いている。平均額は、16,894円という結果が出た。
平均額を過去の調査結果と比較すると、2015年18,656円→2016年18,079円→2017年17,624円→2018年17,331円→2019年16,894円と、4年連続の減少だ。
新成人に人気の車ランキング
今年の新成人には、どのような車が人気となっているのか。
同社では、運転免許保有者と取得予定者857名のうち、『車の所有に肯定的』な691名を調べている。
20歳のうちに車を購入するならどの車が欲しいか聞いたところ、1位は「アクア(トヨタ)」(18.8%)となった。
2位は「ノート(日産)」(16.8%)、3位は「フォルクスワーゲン(Golf/Poloなど)」(11.1%)、4位は「キューブ(日産)」(10.7%)、5位は「プリウス(トヨタ)」(9.4%)と続く。
男女別にみると、男性では1位「アクア(トヨタ)」(22.2%)、2位「ノート(日産)」(18.4%)、3位「プリウス(トヨタ)」(12.6%)、4位「フォルクスワーゲン(Golf/Poloなど)」(11.8%)、5位「BMW(1シリーズ/3シリーズなど)」「ヴィッツ(トヨタ)」(同率9.6%)。
他方、女性では1位「アクア(トヨタ)」「ノート(日産)」(同率14.8%)、3位「キューブ(日産)」(13.2%)、4位「ラパン(スズキ)」(12.3%)、5位「フォルクスワーゲン(Golf/Poloなど)」「マーチ(日産)」(同率10.4%)。
「アクア(トヨタ)」は、男女どちらからも人気が高い結果となった。
また、将来いつかは購入したいと思うあこがれの車についても聞いている。
1位は「BMW(1シリーズ/3シリーズなど)」(17.1%)。
2位は「レクサス(LX/NXなど)」(14.2%)、3位は「メルセデスベンツ(Aクラス/Cクラスなど)」(13.6%)、4位は「フォルクスワーゲン(Golf/Poloなど)」(12.9%)、5位は「ポルシェ(911 Carrera/Macanなど)」(12.0%)という結果となった。
<出典元>
「2019年 新成人のカーライフ意識調査」
ソニー損保