カンムは2018年12月13日、「クリスマスと年末年始のお金」に関するアンケート調査結果を公開した。

その結果、全体の約8割が「今まで、クリスマスや年末年始にお金が足りなくなったことがある」と回答し、世代別では、20代や30代だけでなく意外にも50代の76.9%が「足りなくなったことがある」と回答した。

内訳を見ると、10代と20代は「クリスマスプレゼント(パートナーや友達へ)」、50代を含む30代以降は「年末年始の飲食」や「お年玉」でお金が足りなくなった経験が多いという結果となったという。

9割以上がクリスマスや年末年始はお金が必要になる



この調査は、全国の10~69歳の「バンドルカード」ユーザー男女637名を対象に行われた。

まず、「クリスマスや年末年始は普段にくらべてお金が必要になりますか?」の質問に「なる」と答えたのは、回答者のうち実に90.3%に上ったという。

世代別で見ると、40代が全年代でもっとも高く93.3%だった。次いで30代の92.0%という結果となった。

カンムでは、この結果に対して、30代、40代と言えば、一般的に仕事もプライベートも大きな動きのある時期のため、他世代に比べて必要なお金が多くなるのかもしれないと分析している。

また、「今まで、クリスマスや年末年始にお金が足りなくなったことはありますか?」の質問に「ある」と答えたのは回答者のうち76.0%となったという。

世代別では、30代の回答割合がもっとも高く85.7%だった。次いで50代が76.9%という結果になった。

同社では、50代は自分の子どもだけでなく、孫ができ始めるのも多い世代だと予想され、子どもや孫の帰省などで出費が多くなることが考えられるとしている。

足りない金額は「2万円くらい」

「クリスマスや年末年始にお金が足りなくなったことはある」と回答した方に対して、具体的に足りない金額を質問したところ、もっとも多い回答が「2万円くらい」となった。

世代別に見ると、10代と20代は「1万円くらい」、50代は「5万円くらい」がもっとも多いことがわかったという。同社では金額的に切羽詰まっているのは、実は50代なのではということが垣間見えるとしている。

そして、「クリスマスや年末年始にお金が足りなくなったことはある」と回答した人に対して、「クリスマスや年末年始に、何に使おうとして足りなくなりましたか?」と質問したところ、10代と20代が「クリスマスプレゼント(パートナーや友達へ)」が一番多いのに対し、30代以降は「年末年始の飲食」が一番多いという結果になった。

同社では、30代以降は、一般的に管理職やマネージャー職に就くことも多く、必然的に忘年会や新年会などの飲食が増えることが背景にあるのではと予想している。

また、年末年始にお金が足りなくなったエピソードとしては、「忘年会が予想より多く誘われて使い過ぎて帰省の交通費が足りなくなった」(40代男性・会社員)、「忘年会の後二次会での出費が多い」(60代男性・会社員)、「急に彼氏が出来て慌てた」(30代女性・会社員)、「嫁へのプレゼント。想像以上に高すぎた…」(20代男性・会社員)といったものがあった。


<参照元>
カンム「バンドルカード運営のカンム、「クリスマスと年末年始のお金」に関するアンケート調査結果公開。50代の約8割が「クリスマスや年末年始にお金が足りなくなったことがある」と回答」

img:PR TIMES