いち早く働き方改革に目を向け、猛暑日在宅勤務精度や社員全員100%有給消化など、多様な働き方改革を実行してきたユーキャンパス (代表取締役:渡部 陽)は新たに働き方の一環として関連会社を2社設立した。

ユーキャンパスが「働き方改革」の一環として 社員の年齢に応じたステージで働ける、関連会社2社設立

大学生向けの広告を専門にしている同社は、新しい働き方改革の一環として社員の働く年齢ごとにステージを分けた「ユーキャンパスユース」「キャンパス総研」を設立した。

一昔までの関連会社への移動は、ネガティブイメージの方が強い傾向にあった。出世競争や社内政治などあまり良いイメージはない。しかし、大学生などの若者と接してきた同社は、若い世代がワークライフバランスを最優先していることをいち早く気が付き、さまざまな対応を実施してきた。

同社は、大学生向けの広告マーケティングの企業であるため大学生との関わりは欠かせない。しかし、創業当時のメンバーも30代半ばになると業務のモチベーションを保つことが難しくなる。

そこで自身の年齢にあった仕事、成長できる仕事が必要と考え、社員の年齢で区切った関連会社を設立した。年齢が上がるに連れ、第一線で活躍するだけでなく、経営に関わることも多い。

しかし、優秀な営業マンでも経営やマネジメント能力が上手く発揮できずに結果的として、成績も落ち込むということも珍しい話ではない。同社の新しい関連会社では経営はすべて現職の経営陣が担うことになる。

社員には年齢に応じたステージで、伸び伸びと自分の仕事に取り組むことを同社では目指している。関連会社の設立により、従来型のピラミッド型で同期が減っていくのではなく、関連会社でキャリアパスできるように年代が上がるに連れて別会社に転籍する仕組みだ。

もちろん自分の歩みたいキャリアに合わせて在籍することも可能だ。大学生マーケットのプロとして専門性を身に着けたい場合などは、関連会社に転籍せずに残ることもできるとしている。

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