クロス・マーケティングは10月30日、全国47都道府県に在住する18~69歳の男女を対象に実施した「オンライン上の口コミ利用に関する実態調査」の結果を発表した。

今回の調査では、口コミサイトやSNSの口コミから何の情報を得て、どのように活用されているか、商品購入にどれほどの影響力があるかなどを調査し、オンライン上の口コミの利用実態を明らかにすることを目的に調査を実施したという。有効回答数はSC(ショッピングセンター)3,807・本調査2,000サンプルだった。

それによると、インターネットユーザーの8割弱が購入前に口コミを視認していることがわかった。また、メリットだけでなく、デメリット情報が購入意欲を高めることもわかった。

75.9%がオンラインの口コミをみている


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まず、オンラインの口コミの視認状況は、「よく見ている」と「たまに見ている」の合計で75.9%が見ていると回答した。インターネットユーザーの大多数が商品・サービス購入前に口コミをみていることが判明したとしている。


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次に、オンラインの口コミをる目的として、全体では「買ったことのない商品を購入するとき」が68.8%で最多だった。性別では日用品・贈呈品を買うときなどで男女差がみられたが、特に「病院を決めるとき」は男性よりも女性が14ポイント以上も高い結果になったという。

デメリットな口コミが購入意欲を高める場合も


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また、買いたい/利用したいと思う口コミは、「評価が良い/高い」「ポジティブな内容の書き込みがある」など良い点が書かれているということだけでなく、「良いところも悪いところも書いてある」や「許容できる範囲のネガティブな内容の書き込みがある」ことを意識するとの意見もあったという。

メリットだけでなくデメリットを書いた口コミがあることが購入意欲を高める場合もあるとみられるとしている。


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そして、オンラインで口コミを書き込む理由として、年代が上がるほど他者に自分の体験を伝えるために利用している割合が高くなるという。

一方、若年層では自分の記録用やコミュニケーションツールとしての利用が多く、年代によって口コミ書き込み理由に差がみられたとしている。

参照元:-オンライン上の口コミ利用に関する実態調査-
クロス・マーケティング