政府が提唱する「一億総活躍社会」実現のために、働き方改革は大きなチャレンジであり、多様な働き方が可能となる社会が求められている。今や、ICTの発展で「いつでも・どこでも」仕事ができるようになったが、そこには情報漏洩などのリスクが付きまとっている。

日本マイクロソフト社(以下、マイクロソフト)は、情報漏洩を防ぎながら高度なデータ活用を可能にするTRIART社(以下、TRIART)のXCOA技術を用いて、Microsoft SurfaceやAzureなどの製品のセキュリティアップを図る。

マイクロソフト、XCOA技術によって、Surfaceシリーズ、Azureの安全で自由な情報活用ビジネスモデルを実現

マイクロソフトは、産業領域のデジタルトランスフォーメーションへの取り組みを強化しているが、とりわけ、Azure SphereによるIoTインテリジェント化、Surface Goといった先進的モバイルワークを支えるデバイス技術によりこれまで以上に高度なデジタルトランスフォーメーションの実現を目指している。

TRIARTのXCOA技術は、コンピュータが連携することにより安全な関係を確保しつつ、IoTや機密データをネットワーク内に暗号状態で分散し、データ解析が可能な分散型のビッグデータを形成する。そこに参加するコンピュータのCPU処理能力を組み合わせ、一つの高機能なコンピュータとして活用することで、セキュリティと高度なパフォーマンスを実現する次世代のP2P技術である。

つまり、ブロックチェーンで処理を保証したネットワークが、セキュリティの確保とネットワークの分散、大規模計算を同時実現する。これらによって、可能となることは以下のとおりである。

  • Surface Hub・Surface Pro・Surface Goの端末を利用した、空間内データ共有
  • 端末のネットワークや、カメラなどさまざまなデバイス機能制御とデータ監視
  • アプリケーションの起動や実行コントロールとデバイス機能のON/OFF
  • データの分散暗号と処理のチェーンによる、ネットワーク内の情報解析と活用

マイクロソフトとTRIARTは、これらのデバイスとネットワークサービス内にXCOAテクノロジーを導入し、Window OSを活用する上での、情報漏洩を防ぎ、自由な端末持ち運びやデータ活用を実現する。

マイクロソフト社製品のセキュリティアップで、多様な働き方をサポート

マイクロソフトとTRIARTの協業による、XCOA技術を用いたMicrosoft SurfaceやMicrosoft Azureの展開は、組織内へのSurface端末の持ち込み、持ち出しを自由にするだけでなく、データそのものの存在場所を制限することで、端末の持ち運び制限を自由にし、従来のワークスタイルを大幅に変革することを可能にする。

今後もこういった技術の発展が日本の働き方改革、多様な働き方を促進させることだろう。

img:PR TIMES , TRIART