仮想通貨という言葉が、その考え方とともに多くの人々の間で市民権を得てから、かなりの時間が経った。

オルトプラスは、社内で使える仮想通貨という名前で、社内における社員の評価算定を数値的ポイントとして社員に付与するサービス「コミュニティオ」を2018年10月より提供する運びとなった。

「コミュニティオ」で社員の行動の価値算定をポイント化

オルトプラスは、ソフトバンク・ペイメント・サービス(以下「SBPS」)の決済サービスを活用し、企業向け社内仮想通貨サービス「コミュニティオ」を2018年10月より提供する。

社内仮想通貨サービスとは、仮想通貨に利用される技術を用いて作られ、社内で利用することに限定したポイントなどの名称であり、企業内の社員の行動の価値を数値的ポイントとして算定し、企業独自の名称で「社内仮想通貨」として発行できるサービスである。

コミュニティオを導入することによって、企業は、ミッション達成への貢献度や規範行動を評価するため、社員に社内仮想通貨を与えることができる。付与された社内仮想通貨は専用アプリによって、社員食堂、オフィスコンビニなどの社内施設で使用可能だ。社員は、付与されることによって、自主的な行動の習慣化やモチベーションを継続することができる。

コミュニティオは、SBPSの決済サービスを活用することによって、単なるポイントサービスではなく、コミュニティオで提供する各種機能におけるチャージの利便性を向上させ、さらに安心、安全な社内仮想通貨のサービスが可能になる。

同時に、オルトプラス、SBPS両社は、顧客基盤の拡大と将来を見据えたサービスラインアップの拡大、新たなビジネス領域への開発につながるよう、企業へのコミュニティオの展開を推し進めていく。

コミュニティオのサービス概要は以下のとおりである。

  • 企業独自の名称をつけた「社内仮想通貨」の発行
  • 社員への「社内仮想通貨」の付与
  • 社内施設で利用できる「社内仮想通貨」の発行
  • 社員同士の「社内仮想通貨」の受け渡し
  • クレジットカード決済による「社内仮想通貨」のチャージ

このように、コミュニティオは、社員のモチベーションアップと業務効率化と、社員の利便性アップが同時にはかれる。

コミュニティオで、新しい働き方改革を推進

コミュニティオの導入によって、社員の能力が大いに発揮されたり、士気向上につながったり、業務での創意工夫などによる業務の効率化などが期待できる。

コミュニティオのような新しいリワードを社員に対して提供することによる働き方改革の推進という形は、今後のトレンドの1つとなってくるかもしれない。

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