数分前に世の中に起こっていたことが、Webによってほぼリアルタイムで情報として知ることができる現代。もはやスマホを手放すことは困難な人も多いだろう。

どんな知識も検索すれば手に入れることができるといっても過言ではないが、人類の情報はWeb頼りになることで、その正確性があやふやになってしまうこともある。フェイクニュースはそのいい例であり、全くの嘘の情報が世論を操作してしまうこともある。

つまり、現代ではいかに正確に情報収集するかが生活を豊かにするカギを握るともいえるかもしれない。

では、そんな情報収集のありかたについて、未婚の女性はどのような意識を持っているのだろうか。

株式会社ADDIXが運営するビジネス&マーケティングの情報メディア「BWRITE(ブライト)」は、2018年2月、日本のミレニアル世代の中心層である25~29歳の働く未婚女性500人を対象に「有職ミレニアル世代女性の情報収集に関する意識調査」を実施した。

もっとも信頼する情報源は「友人・家族」


まず、もっとも信頼する情報源をたずねたところ、1位は「友人や家族」だった。2位はGoogleやYahoo!などの「検索サイト」、3位は「テレビ」、4位は「ニュースサイト」となっている。

また5位には「Twitter」、6位には「Instagram」が入っており、SNS上の情報をもっとも信頼している人も一定数存在していることも、現代の若者にとってのSNSの重要性がみえてくる。

次に、ファッション情報、コスメ情報については、普段は「店頭」や「雑誌」で得ている人が多いようである。SNSでは「Instagram」がファッションで4位、コスメで5位と、多くの人の情報源となっている。

異なる点としては、ファッションでは「テレビ」が、コスメでは、「口コミサイト」が広く利用されているようだとしている。


グルメと旅行については、どちらも「テレビ」から情報を得ている人が多い点が共通している。「友人や家族」からの情報も上位だった。

異なる点としては、グルメ情報では「友人や家族」「口コミサイト」など、実際に食べた人の感想が重視されていること、旅行では「ネット検索」で場所などを検索して情報を得ている人が多いことが挙げられる。また旅行情報では、「雑誌」「本」など紙媒体の利用も多いようだとしている。

雑誌については、過半数の54.0%が2~3カ月に1冊以上読むと回答した。1カ月に3冊以上読む人は11.4%だった。一方、全く読まない人も25.6%おり、読む人と読まない人とに大きく分かれている。

また、読む方法では、紙の雑誌を購入して読む人がもっとも多く、雑誌を読む人のうち60.3%だった。次いで多いのは「紙の雑誌を美容室や飲食店などで読む」で44.3%。電子書籍で読む人は今のところ少数派のようだとしている。

デジタル以外のものがどのカテゴリーでも上位に

デジタル上で全てを済ませているイメージのあるミレニアル世代だが、今回の調査によると、20代後半の女性では必ずしもそうとは言い切れないようだという。

もっとも信頼している情報源をたずねる設問では、友人や家族といった実際の知り合いを答える人がもっとも多く、普段情報を得ているところでは、店頭やテレビ、雑誌、友人などのデジタル以外のものがどのカテゴリーでも上位を占めた。

一方、もっとも信頼している情報源の5位はTwitter、6位はInstagramであり、SNSをもっとも信頼する人も一定数存在している。ファッションやコスメでは、Instagramを情報源として利用する女性も少なくないようだとしている。

ミレニアル世代の中心層である20代後半の女性たちが、ネット上の情報だけに偏らず、身近な知り合いの話を聞いたり、自分の目で見たり、手に取って調べたりすることをも大事にしていることがうかがえるとしている。

デジタル世代だからこそ情報の真偽に敏感

生まれた時からケータイやインターネットが身の回りにあったミレニアル世代は、その生まれ育った環境からデジタルネイティブな世代といえる。

冒頭でも述べたように、現代ではいかに正確に情報収集するかが生活を豊かにするカギを握ると言っても過言ではない。デジタルネイティブ世代、特に女性であるからこそフェイクニュースに振り回されることに敏感で、信頼がおけるのはやはり人間ということがいえるのかもしれない。

出典:ビジネス&マーケティングの情報メディア「BWRITE」 , 「有職ミレニアル世代女性の情報収集に関する意識調査」レポート記事
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