ラズベリーパイ
ラズベリーパイはシングルボードコンピューターの一種である。
シングルボードコンピューターの中では最も知名度が高いため、同様のシングルボードコンピューターを表す際にラズベリーパイのようなものと表現することもある。シングルボードコンピューターとは文字どおり、一つの基盤で完結しているコンピューターのことを指す。昔でいうマイコンとは異なり、LinuxOSなどのOSを搭載することができ、デスクトップコンピューターと同様な機能を持っている。そのため、一枚の基盤の中に、CPU、メモリ、GPU、USBやディスプレイ出力のポートなど、様々なコンピューターの要素が搭載されいる。
ラズベリーパイはもともと、小学生や中学生などのティーンエイジャーにコンピューターに親しんでもらうために作られたものである。そのため3Dゲームなどの高度な負荷をかけることはできないが、コンピューターでできる大体のことはラズベリーパイを用いれば可能となる。また価格も非常に安く、日本でも5,000円程度でケースやSDカードも揃えることが可能だ。そのため、ラズベリーパイは子供だけでなく、趣味で使用する大人にも非常に人気のたかいものとなっている。
ラズベリーパイの用途にはどんなものがあるかを紹介しよう。
一つの用途として教育があげられる。入出力端子も搭載されているため、LEDをラズベリーパイにつなぎ、様々なパターンで光らせるなど、プログラムの勉強が可能だ。コンピューターを買い与えるにはまだ早いと思われる段階の子供でもお試し感覚のコンピューターとして、ラズベリーパイを使わせることもある。
安くても十万円程度するコンピューターを購入するより、安価に子供にコンピューターに触れる機会とその教育をすることができる。
また大人にとってもラズベリーパイは非常に魅力的なガジェットである。ラズベリーパイの一つの特徴として、非力ではあるが非常に低電力でも稼働することがでるという特徴がある。
この特徴を活かし、家庭内を計測するためのセンサーやカメラとしての使用や趣味で使うサーバーとしての用途、モノのインターネット(IOT)として様々なモノをインターネットに接続するためにしようすることが可能である。
そのほか音声アシスタントなど、非常に高度な技術を要するものであってもプログラミングが得意であれば作ることも可能なため、様々なアイディアを現実化するのに非常に有用なガジェットとされている。
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