グーグルが取り組む「レジリエンストレーニング」コロナ疲れに必要なのは「困難の中で生き抜く力」だった
コロナウイルスの蔓延から約1年が経過し、長期間の自粛生活から「コロナ疲れ」に陥っている人も少なくないだろう。個人も組織も疲弊している今、「レジリエンス(Resilience)」に注目が集まっている。レジリエンスとは「回復力」や「再起力」とも言い換えられる、困難を跳ね返して生き抜く力だ。 グー…
グローバル
特集
衣食住の環境が大きく変わった。自炊を始めたり、新しい趣味が定着するなど日々の生活の変化が大きな話題を集めた。外出の機会が少なかったこともあり、内面の豊かさがより一層重視され、変化にしなやかな対応が求められる。そして今、内面との折り合いを通じていかにして豊かになっていくのか?ウェルビーイングの動向を紹介する。
グーグルが取り組む「レジリエンストレーニング」コロナ疲れに必要なのは「困難の中で生き抜く力」だった
コロナウイルスの蔓延から約1年が経過し、長期間の自粛生活から「コロナ疲れ」に陥っている人も少なくないだろう。個人も組織も疲弊している今、「レジリエンス(Resilience)」に注目が集まっている。レジリエンスとは「回復力」や「再起力」とも言い換えられる、困難を跳ね返して生き抜く力だ。 グー…
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精神疾患、自殺企図・・・ 警察と医療の「間」にこぼれ落ちる通報に応える試みがアメリカで成功、世界に拡大中
警察や救急にすぐにつながる緊急電話は、もしもの時の心強い味方だ。米国では911にコールすると「警察ですか?救急ですか?」と質問され、状況を聞いたうえで「警察」か「医療」のうち、オペレーターがよりふさわしいと判断したほうが派遣される。 しかし、精神疾患によりパニック状態になった人、自殺企図のあ…
グローバル
便由来の細菌がサプリメントに?鶴岡の先端生命科学研究所発、注目のバイオベンチャー3社
莫大なコストと時間を要することから、参入ハードルが高く、かつ成功率が低いバイオテクノロジー研究事業。しかし、近年の技術向上や大企業のバイオベンチャー買収、長引くパンデミックの影響もあり、世界的にバイオテックに熱視線が注がれている。 2001年、山形県鶴岡市に誕生した慶應義塾大学先端生命科学研…
ビジネス
リモートワークで変化する企業の福利厚生、社員の健康を促進するニューノーマルとは?
コロナ禍でリモートワークが普及する中、欧米の企業では新しい福利厚生の形が生まれている。アプリを使って会社がベビーシッターを派遣したり、オンラインのフィットネスプログラムを社員に提供したり。家に引きこもりがちな社員には散歩を促すためのインセンティブを与えるところも出てきた。新しい働き方に応じた福利厚…
グローバル
社員の健康・安全管理は会社の義務?コロナ禍で増える「チーフ・メディカル・オフィサー」とは
コロナショックから早1年。ワクチン接種が始まり、収束への道筋もわずかながら見え始めてきたが、ウィズ・コロナの生活は当分の間続きそうだ。 コロナ禍で労働環境が激変する中、社員の健康・安全管理の指揮をとる「チーフ・メディカル・オフィサー(以下、CMO)」を設置する企業が欧米を中心に増えている。 …
グローバル
ピルもコンドームも使わないスウェーデン発の避妊アプリ「Natural Cycles」が180万人に支持されるワケ
2013年、素粒子物理学者のElina Berglundさんと彼女の夫であるRaoul Schertwitzlさんにより、スウェーデンで誕生した「Natural Cycles」。唯一FDA(アメリカ食品医薬品局)が認証した避妊アプリで、ピル(経口避妊薬)やコンドームといった避妊を防ぐ医薬品やアイテ…
グローバル
リモートワークは百害あって一利なし? オフィスワークに戻る企業、ハイブリッドを模索する企業、ワクチン普及後の働き方
グーグルは2021年9月からリモートワークからハイブリッドにシフト ワクチンの普及が見込まれる2021年、リモートワークを続けるべきか、オフィスワークに戻るべきかに悩む企業が増えてくることが見込まれる。 リモートワークとオフィスワークにはそれぞれ利点と欠点があり、産業・企業・職業ごとに…
グローバル
アマゾンが第2本社の計画概要を公表。「バイオフィリア(biophilia)」型の都市空間の提案へ
アマゾンが提案する螺旋状のビル「Helix」 アマゾンが、バージニア州アーリントンに建設を予定している第2本社の計画概要を公表した。 2025年の完成を目標に、約2万5,000人のアマゾン従業員が働く22階建ての従来型オフィスビル3棟に加え、公園、250席の屋外円形劇場、緑と共存した螺…
グローバル
注射の痛み緩和やリハビリ効率化も。 広がるVR現場活用、市場は2027年に3兆円超えに
ヘルスケア分野におけるVR、2027年まで41%で成長 任天堂の「マリオカート・ライブ・ホームサーキット」やオキュラス「クエスト2」の登場でより身近になったVR・AR。 テクノロジー専門調査会社IDCの最新レポート(2020年11月17日)によると、世界のVR・AR市場は2024年まで…
グローバル
テクノロジーで叶える「頑張らない」つながり。孤独を乗り越えるために広がる、持続可能なコミュニケーション
コロナにより、世界各地で長引く自宅での生活。家族や友人との外出に制限があることから、社会・健康問題として「孤独感」が顕在化している。 今年8月、カスペルスキー社が18歳以上の男⼥を対象に行った調査によると、コロナ流行前からすでに日本人の2人に1人が孤独を感じていたが、5人に1人は外出自粛期間…
グローバル
SDGsで無視できない意外な問題「睡眠負債」、アマゾンも独自ウェアラブルで参入する睡眠テック市場の動向
睡眠問題が及ぼすSDGsへの影響 日本でも「睡眠負債」という言葉が定着し、睡眠への関心は高まっている印象がある。一方、持続可能な開発目標(SDGs)の文脈で、睡眠の重要性が語られることは少ない印象だ。 睡眠は人間が心身ともに健康を維持するために必要であるだけでなく、勉強や仕事でのパフォ…
グローバル
4年半のリモートワークで実感する、居住地の重要性。仕事と生活の両立の解は高尾?
リモートワークで手に入れた仕事も趣味も楽しむ生活 2020年はコロナ禍によっていままでの暮らしとは大きく変わった方も多かったのではないだろうか。外出が制限される、家で仕事をする時間が増える、旅行や趣味も思う存分楽しむことができずにストレス解消もできないなど、さまざまだろう。 私も例外で…
コラムニスト
自然・癒し映像ならテレビよりVR。ポジティブかつ幸福感高まる結果
ウェルビーイング向上にはVRが必須に? 心理学研究やメンタルヘルスケア領域での利用が増えつつあるバーチャルリアリティ(VR)。ウェルビーイングにおいても必須のツールとなるかもしれない。 ウェルビーイングとは、身体的な健康(ウェルネス)だけでなく、精神や感情など様々な要素の健康を実現し、…
グローバル
孤独は同居で解消されない?幸福研究所が発表したコロナ禍で幸福度を高める6つの行動とは
ウェルビーイングに関する調査・研究を行うデンマークの幸福研究所が、2020年4月〜7月にかけて研究した「COVID-19時代の幸福」の調査レポートを発表した。 これには、コロナ禍で人々が感じる孤独や不安、孤独に対する行動の影響、症例増加と幸福の関係などの結果が含まれる。 これらの調査を…
グローバル
コロナ禍の出社命令で不安神経症を発症。メンタルの課題への対処法は?
経済状況の悪化や孤独をはじめ、コロナ禍でさまざまな不安要素が肥大しているためか、7月以降、4カ月連続で自殺者は増加。特に女性の自殺者の増加は顕著で、10月は昨年同月比で82.6%増と無視できない社会問題になっている。 東京のIT企業に勤める20代女性のMさんは、今年5月、会社からの出社命令に…
グローバル
もうジムはいらない?動作解析やフィードバック、声掛けまで 「ホーム・フィットネス」はパーソナライズ&テクノロジーへ
健康やボディメイクへの意識の高まりによって、フィットネスに関心を持つ人が世界中で増えている。日本でもフィットネス熱の高まりを受け、暗闇系フィットネス、個室パーソナルジムなど、次々と新たな形態のジムが現れた。 一方、ジム通いが困難になった今年のコロナ禍で、急速に盛り上がっているのがホーム・フィ…
グローバル
「あつ森」はプレイするほどポジティブに?オックスフォード大最新研究でゲームとメンタルの議論は次のステージへ
「ゲームで中毒になる」はエビデンス不足の主張 何かと槍玉にあがる「ビデオゲーム」。うつや中毒につながるとの主張が多いが、そのほとんどは科学的根拠に乏しいものといわれている。 その理由の1つは、これまで実施されてきたビデオゲームとメンタルヘルスに関する研究では、ビデオゲームのプレイ時間デ…
グローバル
「世界一幸福な子ども」はいかにして「ワークライフバランス世界一の大人」へと育つのか?オランダ人の現実的なキャリア選択
「仕事のストレス」が少ないオランダ人 筆者が現在暮らすオランダは、「ワークライフバランス世界一」(OECD・2019)の国だ。人生における仕事のプライオリティが低く、プライベートが優先で、年間の平均労働時間の長さはOECD66か国中で63位と短い(日本は43位)。 その一方で徹底した合…
グローバル
「子ども精神的幸福度ワースト1」になってしまった意外な国ニュージーランド。同国の教育関係者が語るその理由と今後の展望
日本「子ども精神的幸福度ワースト2」の衝撃。ワースト1だったのは? 今年発表され、日本が「身体的健康度ナンバー1、精神的幸福度ワースト2」という興味深い結果をいただいてしまったUNICEF・イノチェンティ研究所の「子ども幸福度世界ランキング」。 近年世界からの注目が著しかったクールなわ…
グローバル
子どもが幸せなのはママが幸せだから?「子ども幸福度世界一」のオランダに学ぶ「大人も子どももハッピー」な習慣と考え方
日本「子ども精神的幸福度ワースト2」の衝撃 今回も多くの主要メディアに取り上げられたUNICEF・イノチェンティ研究所の「子どもの幸福度調査」。 日本に関する結果で最も衝撃とともに注目されたのは「子どもの精神的幸福度ワースト2」の部分ではないだろうか。身体的な健康度が世界一で精神的幸福…
グローバル
脳の情報を書き換えうつ病・難病治療。イーロン・マスクも本腰「ニューロテクノロジー市場」への期待
イーロン・マスクCEOのニューラリンク社 自分の脳がコンピュータとつながり、意思だけでコンピュータを操作したり、コンピュータによって脳機能を操作する。サイエンスフィクションのような話だが、すでに技術は存在しており、現在欧米の企業/スタートアップでは、実用化に向けた動きが加速しつつある。 …
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VRで人の性格があらわに。心理学研究でのVR利用増加、メンタルヘルスケアにも期待
冬期ロックダウンでVR需要はさらに伸びる? 英国で再びロックダウンが始まるなど、依然出口の見えないコロナ禍。まだまだ自宅で時間をつぶす手段を考えてなくてはならない。 そんな状況を反映し、VRヘッドセットの売り上げは今後も伸びる見通しだ。 テクノロジーコンサルティング企業IDCは2…
グローバル
“バーチャル通勤”は在宅勤務のウェルビーイングを高めるか?「浮いた通勤時間は仕事へ」という実態。
マイクロソフトが“バーチャル通勤”の実装を発表 コロナウイルスの影響を受け、多くの労働者がリモートワークへのシフトを余儀なくされる昨今。通勤がなくなったことは、多くの人々にライフスタイルの変化をもたらした。 写真:Unsplash そんななかマイクロソフトは、リモートワークのため…
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孤独を解消するスウェーデンの実験的アパート、コロナで注目される老人と若者の共同生活
新型コロナウイルスがヨーロッパを再び席巻している。一部の国や地域ではすでにロックダウンに入っており、レストランやカフェは閉鎖。夜の外出時間も制限される事態となっている。 ヨーロッパは暗く、寒い季節に突入しており、ただでさえ閉塞感や孤独感が強まる時期。今回のロックダウンは、春先よりも人々の心理…
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「週4日労働」の実験で仏スタートアップが得た知見。このシフトは時代の流れなのか?
世界各国の企業で導入されつつある「週4日労働制」。最近、ニュージーランド首相が、観光産業支援のため、国内での幅広い週4日制の採用を提案するなど、注目のトピックとなっている。 憂鬱な月曜日を少しはマシな気持ちにしてくれるかもしれないと、日本でも話題になっている週4日労働制。だが、もともと労働時…
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オフィス・新3種の神器はカフェ、サウナ、犬? 人材を魅了する海外企業の特典事情
労働市場の流動性が増している昨今、企業が優秀な人材を確保し、自社で長く働いてもらうのは容易なことではなくなっている。より良い給与、ワーク・ライフバランス、福利厚生を求め、国内はもちろん、国境を越えてでも転職のチャンスを狙う人が珍しくないからだ。 企業は、魅力的な給与や勤務形態、福利厚生に加え…
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サステナビリティ=幸福度?駐在員が選ぶ環境先進国ランキングから明らかに
移住を考える際に最も気になるのは、言葉、食事、いや気候だろうか。ここで「サステナビリティへの取り組み」と答える人は多くないだろう。しかし意外にも、幸せな移住には大きく関係するようだ。 今回、世界中の駐在員コミュニティ「InterNations」から「環境・サステナビリティランキング」が発表さ…
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QOLを高めるための空っぽな週末。充実した「ニクセン(何にもしない)」時間を約束するロッジステイ
「ワークライフバランス世界1位」を支えるオランダの習慣「ニクセン」と、それをサポートする「ハウシェ」での週末 ワークライフバランス、取れていますか。 筆者が現在暮らすオランダは、ワークライフバランス世界一位の国(OECD・2019)とされている。 オランダ人が忙しさに…
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ステイホームで「楽器需要」が急増、ストレス低減やモチベーション維持が期待できる楽器演奏の効果
ロックダウンで伸びた楽器需要 日本国内で巣ごもり需要により楽器の売り上げが伸びているといわれているが、海外でも同様のトレンドが起こっている。 米ワシントン・タイムズ紙7月9日の記事が伝えたヤマハ米国法人のトム・サムナーCEOの話によると、このところギターの売り上げが急増、5〜6カ月分に…
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3日に1度は森へ行く。フィンランドに暮らす人はなぜ「森」を求めるのか?
「自然と共存する暮らし」を国として掲げている北欧フィンランド。国土面積の約73%が森林で森の多さは世界で13番目(2017年)、実際にフィンランドの街を歩いていると、いたるところに神秘的な森が見られる。 フィンランドで暮らす多くの人は「森に入る」という行為をごくナチュラルにしており、例えば森…
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