特集

物流がすごい

昨今あらゆる業界でDXをはじめとした変革が起きており、物流業界も例外ではない。コロナにより接触しない配達が一般的になりつつある今、物流業界では何が起きていて、私たちの暮らしはどう変化していくのか?ビジネス、DX、雇用などあらゆる視点から「物流」の今を探っていく。

アマゾンがボーイング機購入で機体所有へ Eコマースだけでなく、航空物流市場にも変化

今年初め、アマゾンがボーイング社の旅客機を購入したことが判明した。同社は米国内におけるドローンによる配送プロジェクトのテストなどでも広く知られているが、航空機を使った航空物流事業もすでに行っており、今回の航空機購入は、アマゾンが航空物流事業に一層力を入れていくことを表すサインとして受け止められてい…

グローバル 

チェーンからウェブへ ーー DXは物流業界を新たなステージに導くか?

チェーンからウェブへの進化 新型コロナウイルスの流行は、サプライチェーンを固定化・集中化することのリスクを顕在化させた。自社の工場や物流拠点に被害はなくとも、調達先・納品先の稼働が停止することで生産・流通プロセスは麻痺する。事業のサステナビリティを高めるためには、固定的な「チェーン=鎖」では…

コラムニスト 

コロナ禍で変化する物流と雇用。「物流倉庫」がイメージを変えるカギはギグワークなのか?

コロナ禍で伸びる物流と雇用 自宅まで商品を届けてくれるさまざまなサービスは、もはや生活に欠かせない存在になっている。大きな家電から小さな生活用品まで、インターネット上で注文してしまえばなんでも家に届けてくれる時代だ。 そしてそれは、コロナ禍での巣篭もり需要の影響からますます加速している…

コラムニスト 

「ウーバー・グリーン」開始、加速する配車サービス「脱炭素化」の動き。ボルト、リフトも

交通セクターの「脱炭素化」 全産業の二酸化炭素排出量のうち、15〜20%を占めるといわれる交通・運輸セクター。国土交通省によると、日本では2018年交通・運輸部門における二酸化炭素排出量は2億1,000万トンと全体の18.5%を占めたという。 世界的に広がる「脱炭素化」の動き。この目標…

グローバル 

今、ドローン物流が超えるべき課題とは。「Amazon Prime Air」など世界で動き出すサービスの現在地

AmazonやWalmart、世界で動き出す「ドローン宅配」 日本をはじめ世界各地で実証実験の段階で停滞していたドローン物流(drone logistics)がコロナ禍で需要が一気に高まり、次々と実用段階に突入している。 ドローン物流はこれまで、主に山間部や離島など通常の方法では時間が…

コラムニスト 

事例から見る「物流×ブロックチェーン」 FedExやニトリから見たこれからの物流業界

コロナ禍でネットショッピングが好調だ。商品の流通量が増加し、物流の重要性が益々叫ばれている。一方で、日本最大の社会課題である少子高齢化による影響から、労働人口の減少が著しい。 しかしながら、労働人口の減少により発生する問題の多くは、テクノロジーで解決することができるだろう。デジタル化による業…

コラムニスト 

ロジスティクス4.0で描かれる新たな成長図。物流業界に与える創造的革新

ロジスティクスによる大量輸送時代の幕開け 「ロジスティクス」という言葉は、元々は「兵站(へいたん)」を示す軍事用語だった。 即ち、軍事活動を展開するために必要な人員、兵器、装備、食糧などを管理し、必要な場所に補給・輸送する機能と捉えられる。古代から現代に至るまで、軍事活動におけるロジ…

コラムニスト 

アマゾン、ウォルマートの牙城にフェイスブック支援の地元財閥が切り込み、競争激化する21兆円インドのEコマース市場

2026年に21兆円、インドのEコマース市場 ロックダウン/外出自粛で活発化したといわれるオンライン・ショッピング。これに伴い、世界各地のEコマース市場は大きく変化している。 その中でも最もダイナミックに変化しているのがインドのEコマース市場だ。人口13億5,000万人、若年層が多い人…

グローバル 

「Farming as a Service」スウェーデンの農業テックスタートアップ「SweGreen」が示す未来の生産・物流・消費のかたち 

パンデミックによる食料サプライチェーンへのインパクト パンデミックによって経済・社会の様々な側面が大きく変化した。目に見えるところでは、働き方やメディア消費の変化などが挙げられる。 一方、一般消費者の目に見えない部分でも多大な影響が出ている。その1つが食料サプライチェーン/ロジスティク…

グローバル