エストニア〜世界最先端の電子国家

過酷な自然環境、隔絶された立地、“国家の電子化”はエストニアの生存戦略だった。情報の電子化が進み、物理的な結びつきがなくなったとしても、価値の創造、その最大化が可能となった時代にエストニアはマッチすることを選んだ。世界的に有名なSkypeが生まれ、多くのスタートアップ、国家主導での電子戦略などが周辺国家、果ては世界中へと影響力を及ぼす国へと変貌を遂げた「エストニアの今」を連載形式で伝える。

欧州初の「トラベルバブル」エストニア国境封鎖解除で隣国との観光再開へ

全世界に急拡大したCOVID-19。その終息はいまだみえないが、感染拡大の抑制にある程度成功した国同士では、域内の移動を自由化する相互観光促進イニシアチブ「travel bubble(トラベルバブル)」が検討されはじめている。バブル内に住む人々は、お互いの国を厳しい検疫なしに行き来できるようになる…

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コロナによる教育の危機を乗り越える。電子国家エストニアらがオンライン教育リソースを世界に発信 

新型コロナのパンデミックにより世界各地で教育機関が閉鎖、3月18日のユネスコの報告では、8億4,900万人以上の子どもや若者がその影響を受けているという。 日本でも突如宣言された休校措置で、共働きやひとり親家庭から仕事はどうしたらよいのかという声が多数上がったが、それと同じくらい問題なのが、…

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コロナフェイクニュースへ立ち向かう、エストニア政府公認のチャットボット 

新型コロナパンデミックが深刻な影響を世界各地にもたらす中、ソーシャルメディアではフェイクニュースが人々を混乱させている。 混乱した人々が取る問題行動は様々だが、そのひとつが情報の真相を確かめるために、地元当局や病院などに問い合わせをするというものだ。これによって電話回線がパンクし、情報を真に…

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ヨーロッパ学力一位、教育電子化を大胆に進めるエストニアに見る未来の教育

最近、広く報道された世界各国の読解、数学、科学における15歳の能力を評価する「PISAテスト」。レベルの高い公教育で知られる日本では、今年の「読解力」の15位転落が「PISAショック」として主要紙一面の見出しを飾った。 過去のランキングも、日本がゆとり教育路線を修正するきっかけになったとも言わ…

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時代遅れの精神科医療を変える。エストニア発、医師が設立したメンタルヘルス・スタートアップ「DocuMental」

自殺や依存症のニュースが連日報道される昨今、ビジネス界ではGoogleやFacebookのマインドフルネスの導入、ストレスマネジメントの取り組みが話題になるなど、国内外問わず、メンタルヘルスに対する関心は高まり続けている。 その一方で、日本では精神科での長期にわたる入院、そして抗精神病薬の多剤…

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スカイプだけじゃない。小国エストニアから世界へ、19歳が起業した「BOLT」

人口約130万人、バルト三国のエストニアは、1991年にソ連から独立を回復した若い小国ながらも起業文化で知られ、インターネット電話「Skype」や格安国際送金「Transferwise」、営業業務支援ツール「Pipedrive」といったグローバル展開するテクノロジー企業をこれまで数多く生み出してきた…

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人工知能が担う新たな領域――エストニアの「ロボット裁判官」とは?

人工知能(AI)がウォール街、金融業界における人間の役割を根本的に変えつつあるというニュースは以前、「AIリストラ」というセンセーショナルな言葉で世界を駆け巡った。 金融、医療など、私たちが予想していた以上に人工知能と機械学習は多くの分野で活用されるようになっているが、法律の世界も例外ではない。 …

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【現地レポート】国民10%強のゲノムデータを収集、エストニアのゲノム解析プロジェクトの狙いと現状【連載:電子国家エストニア】

大量の遺伝子情報を電子データ化し、解析するゲノム解析。遺伝子が関わっているとされる数多くの疾病の診断・治療、そして予防を格段に進歩させるこの新しい技術により、個別の患者の疾患リスクを評価し診断に役立てる他、個人差がある医薬品・治療の効果を考慮したオーダーメイドの医療を提供することができるとされている…

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世界初、エストニアが公共交通機関の無料化を全国拡大へ。壮大な社会実験の期待できる効果は?【連載:電子国家エストニア】

電子国家エストニアの成り立ちや最新動向をお伝えしてきた本連載。今回は「公共交通無料化の試み」について、数少ない現地在住の日本人である大津陽子さんにレポートしていただく。 世界初、公共交通無料化を国土全域に拡大予定 環境汚染対策、交通事故の減少、交通渋滞の緩和等を目的とした公共交通無料化の…

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次なるエストニア「ラトビア」、大学が起業家輩出の役割担うスタートアップ・エコシステムとは?【連載:電子国家エストニア】

Inc誌が発表している「欧州急成長民間企業ランキング(2016年版)」で、4542%の成長率で総合2位、金融部門1位にランクインしたP2PローンサービスのCreamfinanceや同業TWINOを筆頭に、ラトビア発スタートアップの勢いが増している。 日本では「世界最先端の電子国家」や「スカイプ…

グローバル 

「一帯一路」中国の欧州展開のカギを握るのは「エストニア」、大陸横断・高速鉄道プロジェクトも

人口約130万人のエストニアに人口13億人を超える中国が急接近している。 中国の狙いはEU加盟国であるエストニアを介して欧州市場へのスムーズなアクセスを得ることだ。また輸出入手続きを効率化できるデジタル技術の活用も視野に入れている。 中国が掲げる「一帯一路」はアジアと欧州、アフリカを陸路…

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最短18分!世界中の起業家を惹きつける電子国家エストニアの「超効率的」オンライン法人登記体験レポート【連載:電子国家エストニア】

ーーーーー 電子国家エストニアの成り立ちや最新動向をお伝えしてきた本連載。今回は「オンラインでの法人登記」について、数少ない現地在住の日本人である大津陽子さんに体験談を交えてレポートしていただく。 ーーーーー 電子政府 e-Governmentの推進により、行政手続き、金融、医療、教育など…

グローバル 

開発者の知識をマネタイズ。エストニアで対話AIによるトークンエコノミーを創出する日本発ベンチャーがICOを実施

もはやビジネスに国境はなく、インターネットさえあれば(逆をいえば言語と物理的な壁さえなければ)ネットを介したサービスは世界共通に享受できるといえる。 そして近年、AIやブロックチェーン技術の高まりによって、その傾向はなおさら顕著だろう。 ところで、欧州のバルト三国の一つであるエストニアが…

ニュース 企業・経営 

1分もかからないエストニア「電子投票」の驚異の利便性。エストニア在住の日本人が体験レポート【連載:電子国家エストニア】

99%の行政手続きがオンラインで完結する電子政府を擁するエストニア。この国の名がより広く知られるようになったのが、2007年の世界初の国政選挙への電子投票採用である。 エストニア在住外国人として首都タリンに住む私たち夫婦は、フランス国籍の夫が持つエストニア地方議会議員選挙の参政権を通じて、昨年…

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世界最先端の電子国家エストニア誕生のきっかけは「フェイクニュース」だった【連載:電子国家エストニア】

年末になると話題になる「流行語大賞」。その年に話題となった言葉が選出されるイベントであるが、日本だけでなく海外でも同様のイベントが実施されている。 2017年、英語圏でもっとも話題となった言葉の1つに「フェイクニュース」がある。英語辞書を発行している英コリンズ社が選ぶ2017年の「The Wo…

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急速に接近するインドとエストニア、デジタル分野での連携強化【連載:電子国家エストニア】

「世界最先端の電子国家」や「スカイプが誕生した国」として知られるようになったエストニア。ITテクノロジーの重要性にいち早く注目し、他国に先んじて人材育成やスタートアップ環境の整備を進めたことで、スタートアップの育成・誘致で優位性を獲得したといえる。 この人口130万人のエストニアに、人口13億…

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「デジタル単一市場」実現へ — ゼタバイト時代の進化、エストニアに見るクロスボーダー・データ共有社会【連載:電子国家エストニア】

「世界最先端の電子国家」と呼ばれるエストニア。Skypeが誕生したことでも知られており、ITスタートアップ関連の情報がさまざまなメディアに取り上げられることが多くなってきた。本連載では少し視点を変えて、スタートアップ文化を育むエストニアの周辺環境・要因について紹介していきたい。 16,000,…

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「次のエストニア」はどこか? 盛り上がるバルト三国のスタートアップシーン【連載:電子国家エストニア】

「世界最先端の電子国家」と呼ばれるエストニア。Skypeが誕生したことでも知られており、ITスタートアップ関連の情報がさまざまなメディアに取り上げられることが多くなってきた。本連載では少し視点を変えて、スタートアップ文化を育むエストニアの周辺環境・要因について紹介していきたい。 世界最先端の電…

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「フェムテック」市場の台頭、女性と勇気ある起業家に可能性を

フェムテック市場はニッチ市場と見なされることが多いが、世界人口の半分が女性ということを考えると奇妙な話である。「世界の女性ファッション市場はニッチ市場だ」と誰かが言ったら、ほとんどの人は首をかしげるだろう。フェムテックとは一体何か、そして、その将来像はどのようなものだろうか? フェムテック(F…

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スタートアップだけじゃない、大手企業が見せる「電子国家エストニア」の多様な表情【連載:電子国家エストニア】

「世界最先端の電子国家」と呼ばれるエストニア。Skypeが誕生したことでも知られており、ITスタートアップ関連の情報がさまざまなメディアに取り上げられることが多くなってきた。本連載では少し視点を変えて、スタートアップ文化を育むエストニアの周辺環境・要因について紹介していきたい。 Skypeが誕…

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「ブロックチェーン」の安全性がデジタルデータの応用領域を広げる。東京海上日動とPlanetwayが医療情報連携で実証実験を完了

ここ数年、仮想通貨であるビットコインに注目が集まっている。 取引参加者が増え、価格も上昇し、ビットコインによる決済が可能なお店が増えるなど話題になることが増え、興味を持った人も多いだろう。 このビットコインのような仮想通貨を支えるのが、「ブロックチェーン」と呼ばれるイノベーティブな技術だ…

ニュース 提携・プロジェクト 

国民総ハッカー?「電子国家エストニア」のIT教育戦略【連載:電子国家エストニア】

「世界最先端の電子国家」と呼ばれるエストニア。Skypeが誕生したことでも知られており、ITスタートアップ関連の情報がさまざまなメディアに取り上げられることが多くなってきた。本連載では少し視点を変えて、スタートアップ文化を育むエストニアの周辺環境・要因について紹介していきたい。 エストニアが「世界…

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「電子国家エストニア」の起業文化を育む、大自然–観光PRでも先端テクノロジーを駆使【連載:電子国家エストニア】

「世界最先端の電子国家」と呼ばれるエストニア。Skypeが誕生したことでも知られており、ITスタートアップ関連の情報がさまざまなメディアに取り上げられることが多くなってきた。本連載では少し視点を変えて、スタートアップ文化を育むエストニアの周辺環境・要因について紹介していきたい。 エストニアと聞…

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