楽天が、レストランやカフェなどの飲食店において、商品を事前注文・決済することが可能になるテイクアウト支援サービス「楽天リアルタイムテイクアウト」を、5月7日から提供することを発表した。また、サービス開始に伴い、全国の事業者から同サービス導入の申込受付を開始する。
楽天リアルタイムテイクアウトは、スマートフォンやPCサイト上から、近隣の飲食店におけるテイクアウト可能な商品を選び、楽天IDを利用して事前注文および決済を完了することができるサービス。購入金額に応じて楽天ポイントを貯めることができ、支払い時には貯まったポイントを利用することもできるという。
なおサービス開始時は、先行導入店舗として東京都の渋谷駅および五反田駅の周辺地域にある飲食店187店舗から利用可能となり、全国の飲食店に順次拡大予定とのことだ。
また事業者は、同サービスを利用することで、テイクアウトサービスを簡単に導入することが可能に。楽天は事業者に対して、同サービスの利用料(クレジットカード決済手数料などを除く)を無料で提供するほか、事業者の要望に応じて、5月中旬より、商品登録や受注管理用のスマートフォンの端末を無償で貸与する予定としている。
また、飲食事業者の経営状況などを鑑み、同サービスを通じて事業者が得る収益は、10月31日までは最短で翌週に入金するとのことだ。
なお楽天グループは、米国で運営するRakuten Readyにおいて、米国・カリフォルニア州サンマテオの飲食事業者を対象に、「Rakuten Takeout」の名称で4月より同様のサービスを提供している。