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不況下で生まれた有名企業5選 コロナショックは次世代の企業を生むのか

新型コロナウイルスが世界中で猛意をふるい、世界経済は今、1929年に起こった世界大恐慌よりも厳しいと言われている。

世界で起きた世界的不況の中でも、直近に起こったのがリーマン・ショックだ。2008年9月、アメリカの有力投資銀行であるリーマンブラザーズの破綻がきっかけで広がった世界的な同時不況。

このように経済が落ち込んで着るときに新たなビジネスを始めるのは難しいように見えるが、このリーマンショック後の不況下に生まれた企業のいくつかは、今では世界的に有名な企業へと成長している。

今回はその中でも代表的な一部の企業を紹介する。

Airbnb:2008年設立

Airbnbは空き部屋を貸したい人(ホスト)と部屋を借りたい旅人(ゲスト)とをつなぐWebサービス。

2007年、ハウスメイトだったブライアンとジョーは、サンフランシスコ市内でいくつかのエアベッドを購入し、「Air Bed and Breakfast」というサイトを立ち上げた。

訪問者に眠る場所と朝食を提供する代わりに、一晩80ドルを請求した。このアイディアは成功し、その後3人目となる共同創設者ネイサンも加わった。IPO調査会社ルネッサンス・キャピタルによると、2018年の同社の企業価値は310億ドルだったという。

Instagram:2010年設立

Instagramは、写真や動画を撮影・シェアできるSNSサービス。2010年に、モバイル写真をシンプルで加工するためのアプリとしてAppleアプリストアに初めて登場した。

同アプリは、ケビンとマイクによって作られ、写真のアップロード機能・コメント機能・ライク機能以外の全ての機能を取り除いた。そして一部のユーザーがインスタントテレグラムを送っていたので、インスタグラムと名付けられた。


そこから1週間で10万人以上のユーザーを作り人気の写真アプリとなった。なお、2012年にFacebookによって買収されている。

Uber:2009年設立

Uberは、一般の提携ドライバーをマッチングして手配するオンライン配車サービス。

2008年フランスのパリで、雪の降る夜にトラビスとギャレットという2人の若者がタクシーを見つけられなかったときに彼らが思いついたのがきっかけだった。

電話で人々が車を手配可能になるアイディアを思いついた1年後の2009年に彼らはUber, Inc.を設立。UberCabアプリを作成し、2010年にはサンフランシスコの街で同アプリを利用して最初の自動車に乗ることが可能になったという。現在同アプリは世界70カ国以上で展開されている。

WhatsApp:2009年設立

WhatsAppは、無料で世界中のどこにいてもリアルタイムでメッセージや通話が可能なインスタントメッセンジャーアプリ。

2009年に、ジャンとブライアンによって設立された。ジャンがジムに行っていたときに電話を逃したことがきっかけで同アプリのアイディアを思いついたという。

その後彼らは、「ステータス」と呼ばれるオンラインかどうかを知らせる機能を備えたアプリを作った。WhatsAppは今何してる?という訳があり、同アプリのステータス機能の考え方に沿っているためこの名にしたとのことだ。

なお、WhatsAppは2014年にFacebookによって買収されている。

Slack:2009年設立

Slackは、ビジネスチームのメンバーが連携しながらコミュニケーションできるチャットツール。

Slackはカナダのゲーム会社で作られた。ゲーム開発者内におけるコミュニケーションは当初、他サービスのものを使っていたが、それ以上のツールが必要になったため、販売目的は意図せずに社内におけるチャットツールを開発したという。

そして開発者が同ツールの可能性を感じ、彼らは会社をSlack Technologiesに改名し、販売を開始した。同社は2019年6月にニューヨーク証券取引所に上場を果たしている。

日本政府は緊急事態宣言の延長を決定し、経済が再開される見通しはまだ立っていない。 

そのような中でも、新たな需要を発見し、人々が必要とするサービスを生み出す企業は登場するのか、コロナショック後に誕生する次世代起業家に期待したい。

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