GMOインターネットは、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的としたデータ解析や治療薬開発の研究を行う法人・団体を対象に、高速演算処理が可能なGPU「Tesla(R)V100」を搭載したクラウドサービス「GPUクラウド by GMO」を、期間限定で無償提供すると発表した。

GPU(Graphics Processing Unitグラフィックスプロセッシングユニット)は、高度な並列演算処理が求められる3Dグラフィックスや映像などの画像処理のために開発された。

同サービスで採用しているTesla(R)V100は、1基で最大100CPU分のパフォーマンスを発揮し、大量のデータ処理が求められるような課題に取り組むエンジニアや研究者を支援できる。

現在、新型コロナウイルスの世界的感染拡大に伴い、ウイルスの解明や、治療薬・ワクチンの開発が急務となっている中、同社は、インターネットインフラサービスを提供する企業として、同GPUサーバーの無償提供をすることにしたとのことだ。

なお、4月20日から5月31日まで、対象となる法人・団体の申込みを受け付け、審査完了後から12月31日まで無償で提供するとしている。

同社はこれにより、研究者の取組みを加速させ、同ウイルスの解析や治療薬の開発に貢献を目指すという。