神戸市とUber Eatsは事業連携協定を締結し、デリバリーサービス「Uber Eats」を活用した飲食店支援策「Uber Eats + KOBE」を実施することを発表した。
この取組みによって、①飲食店に対しては、売上げ減少分をデリバリーによる売上げ増で補てん、②就労者に対しては、ライフスタイルにあわせて柔軟に働ける配達パートナーという働き方を通じた収入の確保、③家庭に対しては、家事や家計の負担軽減や、利便性・食卓のバリエーション向上、といった効果が期待できるという。
実施期間は4月13日から7月12日までの3か月間を予定しており、状況を見ながら期間延長を検討するとしている。
Uber Eats + KOBEの対象となるのは、市内における中小規模の飲食店(店舗数が20店未満に限る)560店舗+新規参加店。
具体的な支援策のうち、神戸市限定の施策としては、Uber Eatsの対象エリアを拡大し、北区、垂水区、西区においても「お持ち帰り」サービスを開始する。
その際、お持ち帰りサービス利用時にかかる手数料を約4割減免し、これらサービスの導入については説明会などをオンラインで実施するとのことだ。
また、注文者がUber Eatsのアプリ内で受けられる割引について、通常時においては対象飲食店が負担する費用(注文1件あたり100~500円)を神戸市が助成。
神戸市は同事業をPRすることで市内の就労者が配達パートナーという働き方を検討する機会に繋げるとしている。