NTT都市開発が、米国でのアセットタイプの多様化に向けた新たな取り組みとして、100%子会社の米国現地法人UD USA Inc.を通じ、住友林業の米国不動産開発子会社Crescent Communities, LLCと共同で、テキサス州ダラスにおける高級賃貸住宅事業に参画することを発表した。
同社は2013年より、米国東海岸を中心に不動産事業を展開しており、ニューヨーク、ボストン、ワシントンD.C.で合計10物件(うちニューヨークの1物件は売却済み)のオフィス事業を行ってきた。今回、新たに米国南部へ進出し、同社グローバル事業初の賃貸住宅開発に取り組むという。
同物件はダラス中心部の高級住宅地オークローンの中心に位置し、周辺には高級ショッピングモールやスーパーマーケット、バー、レストランなどが揃う。この生活利便性の高さの一方で徒歩圏内に、公園や人気の遊歩道、サイクリングロードが整備されており、閑静な雰囲気も備えている。さらに高速道路の出入口にも近接しているため、郊外へのアクセスも容易な立地となっている。
さらに、この建物は上質な内装および高品質な設備に加え、24時間コンシェルジュサービスやダラスの街並みや周辺の緑を一望できるプール、キッチンを備えたアウトドアデッキ、フィットネスセンターなど豊富なアメニティを備えた、高級感と快適さをあわせ持つ物件となっているという。
同社は今後も海外において一層の事業を拡大することを目標に、優良な事業パートナーとの協業を通じ、住宅・オフィスの開発型事業を積極的に推進していくとしている。