日本銀行が、総裁を本部長とする新型コロナウイルス感染症対策本部を設置したと発表した。

同対策本部において、政府や地方公共団体、金融機関等との連携のもと、中央銀行として必要な業務を継続して行えるよう、所要の対応を進めていく方針であるとしている。

同行の総裁である黒田東彦氏は、3月12日に安倍晋三首相と会談。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、株安や円高が進行することにより、混乱が広がる金融市場の動向や世界経済への影響について話し合ったという。

会談後に、黒田総裁は「市場の状況を十分注視しつつ、必要に応じて適切な手段をタイムリーに躊躇なくやっていく」と述べている。