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「Paidy」AI顔認証による本人確認機能導入により不正利用を防止

Paidyは2020年3月13日に、同年初頭に発生した同社サービスの不正利用による詐欺行為に関して、「不正利用の防止」、「お客様の保護」の観点から、再発防止に向けた対策を実施することを決定したと発表した。

同社は、対策の1つとして、他者または架空の個人情報などによる不正な取引を防ぐため、eKYC(※)によるオンライン上で完結する本人確認機能の実装を決定。

今回実装するeKYCは、生体認証クラウドで培った精度の高い画像照合率を誇り、厳格かつ簡便なAI顔認証によるものだ。同機能は、Paidyアプリ上で運転免許証と顔写真を撮影して本人確認手続きを行うことにより、アカウントのアップグレードを完了する。

これにより、C2Cマーケットプレイスを使用した「Paidy」不正利用において売り手の本人確認が徹底されるため、強力な再発防止策になるという。

また、不正な取引に関するデータを抽出してAIに反復学習させ、不正検知性能の精度を高めるという。同対策によって事前もしくは発生時点で不正を速やかに検知し、事前の不正取引の防止に努めていくとのことだ。

加えて、他の決済手段を使って発生した不正取引に関するデータを加盟店から共有してもらうことで、同社の不正検知システムにそのデータを学習させる。

これにより、不正検知性能が向上され、さまざまな不正パターンを、事前もしくは発生時点で速やかに検知し、不正取引を未然に防止するとのことだ。

(※)electric Know Your Customerの略称。

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