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アサヒ、AIがパッケージをデザインするシステムを共同開発

アサヒグループホールディングスとCogent Labsは、最新のトレンドを反映し、これまでにない独創的なパッケージデザインを生成する「AIクリエーターシステム」を共同で開発したことを発表した。

このシステムは、ディープラーニングを活用することで、AIが優れたデザインに共通する特長を独自に抽出し、人間では簡単に思いつかないようなアイデアを生み出すことが可能だとしている。

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今回開発したAIクリエーターシステムは、インプットされた画像素材やコンセプトから、多数のデザイン案を作り出す「デザイン生成システム」と、生成されたデザイン案の良し悪しを判断して点数付けする「デザイン評価システム」の2つから構成されているという。

「デザイン生成システム」は、世の中のトレンドを反映した、多様なデザインデータをインプットすることで、求めるコンセプトに応じたデザイン案を自動生成。

「デザイン評価システム」は、自動生成されたデザインを評価するシステムで、デザイン感度の高いモニターによるトレーニングを実施することで、AI自体が優れたデザインに共通する特長を抽出し、点数付けを実施。

このように複数のディープラーニングモデルを組み合わせ、パッケージデザインを自動生成できるシステムによりトレンドを反映し、かつ固定概念に捉われないデザインをAIが独自に多数提案することが可能になるとのことだ。

アサヒグループでは、商品パッケージのデザインに活用するため、本年4月を目途にシステムの試験運用を開始し、同システムから得られたデザインを既存の手法で作成したデザイン案の中に選択肢として追加する予定だという。

また都度追加学習を実施することで、商品コンセプトに合致しつつ従来の殻を破るデザインを生成するシステムへ、さらに進化させていくとしている。

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