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エアロネクスト、未来の乗り物「空飛ぶゴンドラ」を発表

エアロネクストは、CEATEC 2019にてエアモビリティの概念を覆す新たなコンセプト『空飛ぶゴンドラ』を発表し、そのコンセプトを具現化した原理試作Next MOBILITY®を初披露目したことを発表した。

『空飛ぶゴンドラ』は、「安全性」のみならず「快適性」も実現させることで、「移動」の利便性を主目的とするこれまでのエアモビリティの概念とは一線を画す、空を飛ぶ楽しさや解放感、空からの景色を楽しめる、新たな空の飛行体験を提供する、全く新しいコンセプトだという。

新コンセプト『空飛ぶゴンドラ』を具現化した原理試作Next MOBILITY®は、回転翼と固定翼のハイブリッド型のVTOL(垂直離着陸機)で、エアロネクストが昨年のCEATEC2018で経済産業大臣賞を受賞したことで注目された独自の重心制御技術「4D GRAVITY®」と、今回新たに開発したVTOLの重心制御技術「ティルトボディ®」を搭載。

人が乗る機体には不可欠の、安定性により担保される「安全性」はもちろん、垂直離陸時、離陸から水平飛行への移行時、飛行中、そして垂直着陸時すべてにおいてスムーズで、また揺れも最小限で常に乗客が座った状態で地面と水平で安定する「快適性」を実現するという。

例えると、観覧車のゴンドラが空に飛び立ち自由に飛ぶ未来の乗り物であり、新たな空の飛行体験を提供することが可能とのことだ。

『空飛ぶゴンドラ』の特長

  • パイロットの同乗が必要ない遠隔操縦自動航行の乗り物
  • 離陸から水平飛行への移行がスムーズで安定
  • 座席が地面に対して水平に保てるので快適な乗り心地
  • リラックスして同乗者とのコミュニケーションを楽しめる
  • 乗降位置が低く、スカートやハイヒールでも乗り込みやすい
  • 前方左右はガラス張りで、空からの景色を楽しめる
  • 主翼とプロペラを備えることで、有事の際にも即時墜落を回避できる
  • 着陸時の衝撃を緩和できる

今回、CEATEC 2019で初お披露目した原理試作一号機 Next MOBILITY®は1人乗りの機体だが、今後複数の人が乗込むことができる機体も発表する予定としている。

この、『空飛ぶゴンドラ』Next MOBILITY®の目指すところは複数の人が時間と空間を共有しながら移動する体験の新たな可能性であり、本機体が社会実装されれば、世界各国で進みつつある次世代移動サービスシステムMaaS(Mobility as a Service)の「空の移動」において、不可欠な移動手段となると確信していると同社は述べている。

エアロネクストは「未来の空の移動革命」に今までにない快適な飛行体験を提案することで、ビジョンに掲げる「ドローン前提社会の実現」と「新しい空域の経済化」に向けて引き続き邁進していく方針を示している。

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