Insight Techが、同社が運営する「不満買取センター」上で、「消費税増税」をテーマについてアンケートを実施。

男女1,500名から回答を得て、解析ツール「ITAS」で解析を行った。

主な結果は以下の通り。

  • 31%が「増税消費税増税賛成」。全体の21%が「反対していたが賛成するしかない」と回答。6割が軽減税率を認知
  • 増税による不満や懸念、「出費や支出が増える」「収入が増えない、生活が苦しい」「消費が落ち込む」
  • 増税で期待すること、第一位は「社会保障の充実化」。「なにも期待していない」という声も

調査概要

「消費税増税についてどのように思いますか?」と聞いたところ、31%が「賛成」と回答。また、全体の21%が「反対していたが賛成するしかない」と回答した。

また、「軽減税率を知っていましたか?」と聞くと、59%が「知っている」と回答しました。

また、増税に関して反対と回答したユーザーに理由を聞いたところ、「出費/支出が増える」、「収入が増えない、生活が苦しい」、「消費が落ち込む」、「軽減税率が分かりにくい」などの不満や懸念の声が抽出された。

具体的なコメントは以下の通り。

○出費/支出が増える
・これから赤ちゃんが生まれて出費も増える。なのに収入が増える見込みがないので、かなり不安。(30代女性)
・単純に収入は変わらないが支出が増えること。貯蓄が減ると思うので、将来的に心配。(40代女性)

○収入が増えない/生活が苦しい
・車などが安易に買えなくなる。支払いも増え、今まで以上に生活が苦しくなりそう。(20代男性)
・増税された分生活が苦しくなりそう。高齢者の医療費など無料になるものがあればいいが。(50代女性)

○消費が落ち込む
・自分が高いものを買うことに抵抗を感じるので、消費が少なくなり経済が停滞するようになると感じる。(20代男性)
・軽減税率が複雑で消費が減ること。更なるキャッシュレス決済の広まりでトラブルの増加や高齢者などをターゲットにした詐欺なども増えそう。(30代女性)

○軽減税率が分かりにくい
・軽減税率が分かりにくい。8%だと思い買ったら違うなんてことがありそう。家計に響くし困る。(30代女性)
・軽減税率が分かりにくく不満に思っています。テイクアウト(8%)で購入した飲料をフードコートで飲んでよいのか分かりにくい。(50代男性)

また、「10月の増税で期待することは何ですか?」と聞いたところ、第1位は「社会保障の充実化」(45%)だったが、「期待することは何もない」(33%)という回答も3割以上を占めた。

【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「不満買取センター」 を利用するユーザー
■有効回答数:1,500名

<参照元>
消費増税に関する調査レポート
不満買取センター