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政府がキャッシュレス化を推進している近年、キャッシュレス決済サービスが注目を集めており、サービスは年々増加をしている。
そこで、今回の記事ではキャッシュレス決済サービスについて以下の順で解説する。
- キャッシュレス決済サービスの種類
- キャッシュレス決済の比較ポイント
- おすすめなキャッシュレス決済サービス
- キャッシュレス決済サービスを利用するメリット
キャッシュレス決済の種類
キャッシュレス決済サービスを大きく分けると、以下の6つ。
- クレジットカード
- 電子マネー
- おさいふケータイ
- デビットカード
- プリペイドカード
- QRコード決済サービス
キャッシュレス決済サービスの中でも、近年利用者が増えているのが、QRコード決済サービス。QRコード決済サービスの利用者が増えている理由は、持っているスマホで簡単に利用できる手軽さがゆえ。
スマホにQRコード決済サービスのアプリをダウンロードし、クレジットカードや銀行口座を紐付けると、その場ですぐに利用開始できる。
また、QRコード決済サービスは、サービス導入を進めるためにお得なキャンペーンを実施することが多く、現金支払いよりもお得になるのもポイントだ。
キャッシュレス決済の比較ポイント
キャッシュレス決済サービスの比較ポイントは、以下の4つ。
- ポイント還元率
- 利用できる店舗数
- 銀行口座やクレジットカードとの連携
- キャンペーン
それぞれのポイントについて解説していく。
ポイント還元率
ポイント還元率が高いほどサービスを利用した時のお得度が高くなる。
また、通常のポイント還元率に加えて、特定のクレジットカードで決済したり、開催されているキャンペーンを利用したりすることで、よりポイント還元率が上がってお得になる。
利用できる店舗
前述したように、お得度の高いキャッシュレス決済サービスでも、加盟店が少なく利用できる店舗が無かったら使うことができない。
そのため、キャッシュレス決済サービスをダウンロードする前に、自分が普段使っているお店では利用できるか、その他どのような店舗で利用できるのかは確認しておくと良い。
銀行口座やクレジットカードとの連携
さらに、いくらお得で利用店舗数が多いサービスでも、普段利用している銀行から入金できなかったり、クレジットカードが利用できないと使いづらくなってしまうだろう。普段利用している銀行でのチャージが可能あれば、支出の管理もしやすくなる。
また、普段利用しているクレジットカードが使えると、クレジットカードとキャッシュレス決済サービスの二重でポイントが得ることができ更にお得度が上がる。
キャンペーン
キャンペーンを開催しているサービスも多いため、まずはキャンペーン期間中だけでも試しに使ってみて、よかったらそのまま継続利用してみるのも一つの手。
例えば、PayPayは、サービスを知ってもらうために100億円キャッシュバックキャンペーンを2018年12月に行った。そのキャンペーンをきっかけに利用を始めたというユーザーも急速に増加している。
決め手がないと迷っている方は、まずキャンペーン期間だけでも利用してみるのが良いかもしれない。
主なキャッシュレス決済6つを比較
主なキャッシュレス決済サービスは以下の6つ
- PayPay
- LINE Pay
- メルペイ
- 楽天ペイ
- Origami Pay
- ゆうちょPay
それぞれ詳しく解説していく。
PayPay
公式サイト:https://paypay.ne.jp/
PayPayは、ソフトバンクとヤフーが設立したPayPay会社が運営するQRコード決済サービスだ。
<PayPayの特徴>
- ポイント還元率:最大3%
- 利用できる店舗数:大手コンビニ、居酒屋、家電量販店など多数
- 銀行口座やクレジットカードとの連携:60以上の金融機関に対応
- キャンペーン:随時開催中
ポイント還元率は支払い決済方法で異なるが、最大3%と他のQRコード決済サービスと比較して高い。
また、PayPayは加盟店に初期導入日や決済システム利用料などがかからず、負担なく導入できるため、利用できる店舗数が増えている。
LINE Pay
公式サイト:https://line.me/ja/pay
LINE Payは、アプリで馴染みのあるLINE株式会社が運営するキャッシュレス決済サービスだ。
<LINE Payの特徴>
- ポイント還元率:最大2%
- 利用できる店舗数:大手コンビニ、居酒屋、家電量販店など多数
- 銀行口座やクレジットカードとの連携:約80以上の金融機関に対応
- キャンペーン:随時開催中
LINE Payは、LINEアプリをインストールしていれば、新たにアプリをダウンロードせずに利用できる。
また、LINEの友達にLINEを通じて、LINEのメッセージを送る感覚で送金が可能。例えば、飲み会の割り勘も現金を崩さずに、LINE Payで送金が可能。
LINE Payのポイント還元率は、毎月の利用実績に応じてバッジカラーが決まる「マイカラープログラム」によって異なるので使えば使うほどポイントが貯まる仕組みになっている。
メルペイ
公式サイト:https://www.merpay.com/
メルペイは、フリマアプリ「メルカリ」の子会社である株式会社メルペイが運営するキャッシュレス決済サービスだ。
<メルペイの特徴>
- ポイント還元率:ポイント還元はなくクーポンが随時配布
- 利用できる店舗数:大手コンビニ、飲食店やiDが利用できる店舗
- 銀行口座やクレジットカードとの連携:約60の金融機関に対応
- キャンペーン:お得なクーポンを随時配布
メルペイは、メルカリアプリで決済できるので既にメルカリを利用している方であれば、新たにダウンロードする必要はない。
また、メルカリの売上金をメルペイを通じて利用できるため、メルカリの売り上げがある方は、新たにチャージせずにそのまま利用できる。
もし売上金がなくても、銀行口座から簡単にチャージして利用可能。
メルペイは、メルペイコード払いに対応のお店だけでなく、電子マネーのiDの支払いに対応しているお店でも利用できる。
楽天ペイ
公式サイト:https://pay.rakuten.co.jp/
楽天ペイは、楽天市場などを運営する楽天株式会社の子会社である楽天ペイメントが運営するキャッシュレス決済サービスだ。
<楽天ペイの特徴>
- ポイント還元率:0.5%
- 利用できる店舗数:コンビニ、ドラッグストア、居酒屋、家電量販店など
- 銀行口座やクレジットカードとの連携:楽天カード、VISA・マスターカード
- キャンペーン:随時開催中
楽天ペイは、楽天カードや楽天ポイントなど、楽天グループのサービスと連携することでお得に決済することができる。
楽天ペイの通常のポイント還元率は0.5%だが、楽天カードを利用するとポイント還元率が1.5%になる。還元されたポイントは、通常の楽天ペイの支払いに利用可能なので、店舗での支払いに利用可能。
また、店舗での支払いに加えて、ネットショッピングでも利用できるのもメリットだ。ネットショッピングだけでなく、デジタルコンテンツの支払いなどにも使うことができる。
Origami Pay
公式サイト:https://origami.com/origami-pay/
Origami Payは、株式会社Origamiが運営するキャッシュレス決済サービスだ。
<Origami Payの特徴>
- ポイント還元率:キャンペーンによって異なる
- 利用できる店舗数:コンビニ、居酒屋など国内145万カ所以上
- 銀行口座やクレジットカードとの連携:約20の金融機関に対応
- キャンペーン:随時開催中
Origami Payは随時利用店舗が増えており、2019年末には国内145万カ所、海外は1,000万カ所で使えることを目標としている。
ポイント還元率は、随時開催されているキャンペーンによって異なり、2019年6月1日〜9月30日で開催されているキャンペーンでは、いつでも、その場で最大3%オフとなる。金融機関口座であれば3%、クレジットカード・デビットカードであれば2%の還元率だ。
さらに、随時クーポンが配布され、対象加盟店で半額キャンペーンなど非常にお得度が高いクーポンになっている。
ゆうちょPay
公式サイト:https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/sokin/yuchopay/kj_sk_yp_index.html
ゆうちょPayは、ゆうちょ銀行が運営するキャッシュレス決済サービスだ。
<ゆうちょPayの特徴>
- ポイント還元率:なし
- 利用できる店舗数:ミニストップ、ドラッグストア、家電量販店など
- 銀行口座やクレジットカードとの連携:ゆうちょ銀行
- キャンペーン:随時開催中
ゆうちょPayは、代金の支払いが、ゆうちょ銀行の口座から自動で引き落とされる便利なサービスだ。自分が普段利用している銀行やクレジットカードが使えるかなどを確認する手間が省くことができる。
ゆうちょPayは、2019年5月にサービスがスタートし、今後随時加盟店舗が増えていく予定。
まだサービスが開始したばかりということもあり、他のキャッシュレス決済よりもサービス内容で見劣りをしてしまうが、ゆうちょ銀行を利用している人には、今後より注目が集まっていくサービスになっていくことが予想されている。
キャッシュレス決済サービスのメリット
キャッシュレス決済サービスのメリットは、お金の管理のしやすさだ。現金支払いの場合は、使ったらその都度家計簿につけるなどの管理する上で手間がかかってしまう。お金が手元になくなったら引き出しに行かなければならないなどの手間もかかる。
しかし、キャッシュレス決済サービスを利用することで、Web上でお金のやりとりをすることが可能なので、今月いくら使ったか、いつどこでいくら使ったのか、などを簡単に確認することができる。
また、現金を持ち歩く必要がなくなるのでATMにいく手間も省くことが可能に。財布の中身も非常にコンパクトになる。
まとめ
以下、今回の要点となる
- キャッシュレス決済サービスを分類すると6つ
- キャッシュレス決済サービスの中でもQRコード決済サービスが増えている
- QRコード決済サービスは、使いやすくとポイント還元が高いことから人気
- QRコード決済サービスを選ぶ際は使えるお店や銀行口座、クレジットカードも確認
- キャッシュレス決済サービスを利用することでお金の管理がしやすくなる
キャッシュレス決済サービスは、それぞれの特徴がある。選び方のポイントを参考に、あなたにあったキャッシュレス決済サービスを選んでみて欲しい。
これからキャッシュレスの社会への動きは更に促進していくだろう。この機会にぜひキャッシュレス決済サービスを利用を検討してはどうだろうか。