タイムカプセルプロジェクト製作委員会は、広島「被爆体験証言者」の想いをVRで令和へ引き継ぐべく「タイムカプセルプロジェクト」を始動、その第一弾として短編記録映画「広島被爆体験証言者の想い」を8月15日にWEBで公開することを発表した。
被爆体験講話のアーカイブは最新映像技術VR180を使用
戦争の事実・悲惨さ・教訓・命の重さを次世代に引き継ぎ平和について考えてもらうために、被爆体験証言者の想いをアーカイブ。
被爆体験証言者の方をVRで残すのは日本で初の試みだという。
原爆投下時の様子、戦争・核兵器の恐ろしさ、被爆体験証言者の現状、そして未来を担う人々へのメッセージを語る。
プロジェクトはインタビュー形式の2Dドキュメンタリーと、被爆体験証言者の講話を3DVRで収めた記録映像の2パートで構成されている。
講話はGoogleが2017年に発表した、前方180度の撮影に特化したVRフォーマット「VR180」を導入し、180°で左右上下を3Dで映し出せるため、実際にその場所にいるような、目の前で人と話しているような臨場感を味わえるフォーマットだという。
監督を務めた清水 健斗氏は
「映像を作る人間として未来へ「残す」というのは、非常に大切な事だと考えています。時代が令和に変わった今、戦争の悲劇を繰り返さないために「被爆体験証言者の体験談」は残さなければいけないと考えています。今できる技術で様々な物事を「アーカイブ」することはきっと未来に役立つと信じています。」
とコメントしている。