千葉県習志野市に物流施設「T-LOGI南船橋」が竣工 冷凍冷蔵区画など多様な需要に対応
東京建物は、千葉県習志野市で開発を進めていた物流施設「T-LOGI南船橋」が竣工したと発表した。同社が展開する環境配慮型物流施設「T-LOGI」シリーズのうち、関東地方の竣工済み物件として最大規模になるという。

同施設は、物流施設需要が堅調に推移する東京湾岸エリアに位置する。東関東自動車道「谷津船橋」ICと京葉道路「花輪」ICに近接しており、首都圏や広域への配送に適した立地としている。各IC方面に出入口を設けることで、ICまでの移動距離を抑え、配送効率の向上を図るという。
施設はランプ型のマルチテナント型物流施設で、全12区画に分割。倉庫床の最小分割面積を約2,800㎡とし、小規模区画の賃貸ニーズにも対応する。
1階には、トラック同士で荷物を積み替えるターミナル拠点として利用できる両面トラックバースを備えた区画を設けたほか、一部区画に冷凍冷蔵設備を導入。リーシング活動で寄せられた賃貸冷凍冷蔵倉庫へのニーズを踏まえ、BTS型物流施設の開発で培ったノウハウを活用したという。
メゾネットタイプの3・4階では、各分割区画に荷物用エレベーターと垂直搬送機をそれぞれ1基または2基設置し、効率的な荷物運搬動線を整備した。区画内を分割して利用できる設計とし、転貸ニーズにも対応するとしている。
3・4階には従業員専用ラウンジを計3カ所設置し、一部のラウンジからはラムサール条約登録湿地の「谷津干潟」を望めるという。Wi-Fiや電源設備、無人コンビニも備え、入居企業の人材確保に寄与する就業環境を整えたとしている。

環境面では、屋上の太陽光パネルで発電した電力を商用電力と併せ、施設内で自家消費する予定である。施設内で消費しきれない余剰電力については、東京都中央区の「トフロム八重洲 タワー」や東京都豊島区の「ハレザタワー」に送電し、再生可能エネルギーを活用するという。
こうした自家発電・自家消費の仕組みなどにより、「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」の最高ランクとなる「『ZEB』認証」と、「CASBEE」Sランクを取得したとのことだ。
■物件概要
所在地:千葉県習志野市茜浜一丁目1番2号
交通:東関東自動車道「谷津船橋」IC 約0.1km、京葉道路「花輪」IC 約0.8km、JR京葉線「南船橋」駅 徒歩約11分
敷地面積:38,200.71平方メートル(約11,500坪)
延床面積:96,391.85平方メートル(約29,100坪)
規模:4層ランプ型(3・4階メゾネット)
設計・施工:前田建設工業株式会社
工期:着工:2024年11月12日、竣工:2026年9月30日
構造:RC・S造
耐震区分:耐震
プラットフォーム:1階:高床式1.0m
梁下有効天井高:各階5.5m ※一部を除く
柱スパン:11.5m(W)×10.5m(D)
床荷重:1.5t/平方メートル
ドックレベラー:1~3階:各4基
バース数:1階:100台、2階:76台、3階:76台
普通駐車場:157台 ※軽自動車専用を含む
トラック待機場所:7台
アメニティ:従業員向けラウンジ