鹿児島県・ANA Cargoら5者、航空機と新聞配送網で新たな物流モデル構築へ 鹿児島-東京間の当日配送が可能に
鹿児島県、ANA Cargo、エニキャリ、朝日新聞社、オービジョンは、「航空貨物幹線及び地域配送網構築推進協議会」を通じ、新たな物流ネットワークの事業化や定着に向けた検討を進めると発表した。

同取り組みは、国土交通省が公募した「地域の事業者間連携を通じた物流生産性向上推進事業」に採択されたもので、国土交通省の補助金事業として2年連続の採択になるという。今回は、地域の荷主のニーズ発掘を担うオービジョンが新たに加わったとのことだ。
5者は、航空便の貨物用空きスペースと、新聞配送網などの地域配送リソースを組み合わせ、トラックによる幹線輸送を補完・代替する物流モデルの構築を進めるという。
具体的には、鹿児島と首都圏を航空貨物で結び、ラストワンマイル配送に朝日新聞などの地域配送網やエニキャリの配送管理システムを活用するとのことだ。
エニキャリの配送管理システムでは、航空機やトラックの空きスペースを可視化し、積載効率の向上を図るという。また、従来トラック輸送で日数を要していた鹿児島県産の農産品や海産物などを航空便へ切り替え、鹿児島から東京まで当日配送する仕組みの構築を進めるとしている。
同取り組みでは、既存の物流リソースの空きスペースを活用することで、配送コストを10%以上削減することを目指すとのことだ。
さらに、航空機の空きスペースを利用した配送による二酸化炭素排出量の削減効果について、評価方法の調査・策定も進めるという。

今後は、保冷品など異なる温度帯の輸送についても検討するほか、荷主のニーズを掘り起こしながら輸送回数を重ね、サービスの事業化に向けた運用体制の設計を進めるとしている。
■取り組み概要
対象区間:鹿児島~首都圏
輸送方法:航空貨物輸送と地域配送網を組み合わせた一貫配送
役割:以下の通り
