東急不動産、神戸・長田に物流施設「LOGI’Q神戸新長田」竣工 3Dプリント休憩スペースも整備
東急不動産は、兵庫県神戸市長田区に物流施設「LOGI’Q神戸新長田」を竣工した。関西エリアでは4棟目の「LOGI’Q」となる。

同施設は、阪神高速3号神戸線「湊川IC」から約2.3km、阪神高速7号北神戸線「神戸長田IC」から約3.7km、JR「神戸貨物ターミナル駅」から約1.7kmに位置する。
関西圏は、長距離ドライバーの時間外労働規制などを背景に、関東と九州を結ぶ中継輸送拠点としての重要性が高まっているという。同施設は、神戸港にも近い立地を生かし、広域輸送と都市型配送の双方に対応するとのことだ。
建物は地上4階建て、延床面積は56,654.89平方メートル。1階と2階には大型トラックが直接接車できるトラックバースを計44台分設け、最大6テナントが入居できるマルチテナント型物流施設として整備した。

屋根上には最大出力1,500kWの太陽光発電設備を設置し、発電した再生可能エネルギー電力は外部へ売電する予定。環境性能ではCASBEE A認証を取得しているという。
また、竣工に合わせ、セレンディクスと協業し、3Dプリント技術を活用した屋外休憩スペース「Green Port」を整備した。東急不動産が3Dプリント技術を施設に採用するのは今回が初めて。

約46.76平方メートルの空地に、3Dプリントで製造した柱やベンチを設置。柱は特殊なモルタルを積層して製造し、1本あたり1時間以内で成形できるという。現地での組み立てやコンクリート打設を含め、約1日半で完成する。

型枠を使用せず必要な形状を必要な資材だけで製造できるため、廃棄物の削減や工期短縮、省人化につながるとしている。東急不動産とセレンディクスは、今回の実証を通じて、物流施設など産業用不動産の空地活用における3Dプリント技術の可能性を検証する。
■施設概要
名称:LOGI’Q神戸新長田
所在地:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林南町1番56号
敷地面積:23,363.48平方メートル
延床面積:56,654.89平方メートル
構造:鉄骨造・地上4階
竣工:2026年8月31日
トラックバース:44台
太陽光発電設備:最大出力1,500kW
環境認証:CASBEE A