福山通運とT2、関東-九州・中四国間の中継輸送に自動運転トラックを活用 レベル4を見据え関東-関西1日1往復を検証
福山通運とT2は、福山通運が関東―九州・中四国間で行う中継輸送の一部区間に、T2の自動運転トラックを組み込む取り組みを開始したと発表した。

同取り組みでは、福山通運の藤沢支店(神奈川県)と加西支店(兵庫県)を結ぶ約510キロメートルの区間に自動運転トラックを導入し、通常のトラックとの連携を含む一連のオペレーションを検証するという。
このうち、東名高速道路の綾瀬スマートICから中国自動車道の西宮北ICまでの約470キロメートルでは、安全確保が必要な状況や料金所などではドライバーが一時的に運転操作する自動運転レベル2を活用するとのことだ。
運行途中には、T2がレベル4の自動運転を見据えて各IC付近に設置した「トランスゲート綾瀬」と「トランスゲート西宮北」に立ち寄るとしている。同拠点では、将来的に高速道路での無人運転と一般道での有人運転を切り替えることを想定し、ドライバーが乗降する際のオペレーション手順も確認するという。

また、T2が実現を目指すレベル4の自動運転トラックによる幹線輸送サービスを想定し、関東―関西間で1日1往復する運行が成立するかについても検証するとのことだ。
現在はドライバーの勤務体系上、1人で関東―関西間を運行する場合、上りまたは下りの片道が限界だという。一方、ドライバーが乗車しないレベル4の自動運転が実現した場合、1日1往復が可能となり、輸送能力は少なくとも2倍になると見込んでいるとしている。
両社は今回、藤沢支店―加西支店間の運行を24時間以内に完了できるかについても検証。有効性を確認した場合は定期運行へ移行し、レベル4の自動運転に必要なオペレーションの構築に向けて連携を進める予定だという。