東急不動産、埼玉・東松山で水稲栽培と発電を両立する営農型太陽光発電所を稼働
東急不動産は、TERRAと協業し、埼玉・東松山市に営農型太陽光発電所「リエネソーラーファームTENOHA東松山太陽光発電所」を竣工し、運転を開始した。

同発電所は、東急不動産が運営する地域共生型施設「TENOHA東松山」に隣接する水田に開発したもので、水稲栽培と太陽光発電を同じ農地で行うという。
発電出力はDC60.6キロワット、AC50キロワット。発電した電力はオフサイトPPAを通じ、東急不動産が保有する施設へ供給するとのことだ。
また、売電収入の一部を農業協力金として営農家へ還元する。太陽光パネルの下で収穫した農作物は、「TENOHA東松山」や近隣の「森林ホテル」で提供し、地域内での消費につなげるとしている。
発電設備には、農作業を継続できる藤棚式の架台を採用した。通常の太陽光パネルと細型のパネルを併用し、農地に届く日射条件の違いが作物の生育に与える影響も検証するという。
発電所の施工は、営農型太陽光発電の開発を手がけるTERRAが担当した。太陽光パネル下での水稲栽培は、地域の農家が担うとのことだ。
東急不動産は、2022年から東松山市で営農型太陽光発電の実証実験を行っており、発電した電力の自社施設への供給や、売電収入の営農家への還元、収穫物の地産地消に取り組んできたという。
今後は、同発電所と「TENOHA東松山」を一体的に活用し、営農型太陽光発電の仕組みや地域還元の取り組みを紹介する発信拠点としての機能を強化するとしている。

■発電所概要
事業名:リエネソーラーファームTENOHA東松山太陽光発電所
所在地:埼玉県東松山市上野本1421-1
運転開始日:2026年5月1日
発電出力:DC60.6キロワット、AC50キロワット
作付作物:水稲
施工:TERRA