サブスク利用者、53%が使っていないのに払い続ける「放置課金」を経験 平均放置額は月約3,600円
INDEX
NilCraftは、サブスクリプションサービスの「放置課金」をめぐる実態を明らかにするため、全国20歳〜59歳の男女300名を対象にインターネット調査を実施し、結果を公表した。

1.サブスク利用者の53.0%が「使っていないのに課金」を経験 ── 理由1位は「契約自体を忘れていた」27.0%、「気づかぬうちに」が過半数
全国20歳〜59歳の男女300名に、過去にサブスクリプションサービスの料金を気づかずに払い続けていた経験について質問したところ、「何度も経験がある」と回答した人は22.0%(66名)、「1〜2回経験がある」が31.0%(93名)で、合計53.0%(159名)が放置課金を経験していることがわかった。
「経験はない」と回答したのは47.0%(141名)にとどまり、利用者の過半数が「使っていないサブスクに払い続けた」経験を持つという実態が浮き彫りに。
さらに、放置経験者159名に「払い続けてしまった一番の理由」を質問したところ、最多は「契約していること自体を忘れていた」で27.0%(43名)、次いで「無料体験期間後の自動課金に切り替わったことを見落としていた」が24.5%(39名)と続いた。
両者を合わせると51.6%にのぼり、放置の半数以上が「気づかぬうちに」発生していることが明らかに。
また、「解約手続きが面倒だった」が10.7%(17名)と4位となり。「解約の煩雑さ」が放置の主因と思われがちだが、実際には「そもそも気づいていない」「契約の存在を忘れている」というケースが圧倒的に多いことがデータから読み取れた。

2.放置サブスクは月平均約3,600円、年間換算で約43,000円 ── 月5,000円超を払い続けていた人も14.5%、最多帯は「500〜1,000円未満」26.4%
放置していたサブスクの月額合計はどの程度だったのか、経験者159名に、放置していた期間の月額合計を質問したところ、最も多かった回答は「500〜1,000円未満」で26.4%(42名)、次いで「1,000〜2,000円未満」23.3%(37名)、「2,000〜5,000円未満」21.4%(34名)と続いた。
各月額帯の中央値から加重平均を算出すると、放置サブスクの月平均損失額は約3,600円、年間換算で約43,000円にのぼる計算となった。
月5,000円超を払い続けていた人は14.5%(「5,000〜1万円未満」7.5%+「1万〜3万円未満」5.7%+「3万円以上」1.3%の合計)にのぼり、なかには月3万円以上を放置していたケースもあり、放置課金が家計に与える影響は決して小さくないことがうかがえる。

3.気づくきっかけ1位は「クレジットカード/銀行口座の明細を見返したとき」28.3% ──「家計の見直し」と合計53.5%、「家計の見える化」が放置発見の入口
放置していたサブスクに、ユーザーはどのようにして気づいたのか、気づきのきっかけについて質問したところ、最多は「クレジットカード/銀行口座の明細を見返したとき」で28.3%(45名)、次いで「家計を見直そうと思って支出を集計したとき」が25.2%(40名)となった。
両者は「家計の見える化」を行ったときに気づいたという点で共通しており、合計すると53.5%と、過半数のユーザーが「自ら支出を見直す行動」をきっかけに放置課金に気づいているという実態が明らかに。
これらに次いで、「家族・パートナーに指摘された/一緒に家計を見直した」15.1%、「スマホのアプリ一覧・契約一覧を整理していたとき」12.6%が続く。
一方、「サブスク管理アプリ/家計簿アプリの通知で気づいた」は5.7%にとどまり、現状では「通知による自動発見」よりも「自ら支出を見返す行動」が放置発見の主流であることがうかがえた。

4.気づいても「すぐに全て解約」は34.6%にとどまる──約65.4%が未解約・再開・放置、放置課金は「気づきにくい」だけでなく「断ちにくい」
放置課金に気づいたユーザーは、どのような行動をとったのか、気づいた後の対応について質問したところ、最多は「解約しようと思いつつ、まだ解約していないものがある」で36.5%(58名)。
次いで「すぐに全て解約した」が34.6%(55名)、「『もう一度使ってみよう』と利用を再開した」が23.9%(38名)、「解約方法がわからず、そのまま放置している」が5.0%(8名)と続く結果に。
注目すべきは、「すぐに全て解約した」と回答した人は34.6%にとどまり、残りの65.4%が「未解約のものがある」「再開した」「方法不明で放置」のいずれかの状態にある点。
気づいたとしても、その瞬間にすべて断ち切れるユーザーは3人に1人程度で、放置課金は「気づきにくい」だけでなく「気づいても断ちにくい」性質を持つ問題であることが明確になった。

【調査概要】
調査機関:同社調査
調査方法:インターネット調査(アイブリッジ「Freeasy」)
対象エリア:全国
対象者:20歳〜59歳の男女
調査期間:2026年4月27日
有効回答:300名(うちサブスク放置経験者159名)
<参考>
NilCraft『サブスクリプションサービスの「放置課金」をめぐる実態』