6割以上の企業が2026年度の正社員採用予定あり、3年ぶりに上昇 業種別では「運輸・倉庫業」がトップに
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帝国データバンクは、2026年度の雇用動向(採用)に関する調査を実施し、その結果を公表した。
■正社員の採用予定がある企業は6割以上 3年ぶりに上昇
同調査で、2026年度の正社員雇用について聞くと、「採用予定がある」と回答した企業は前回調査から1.5ポイント増の60.3%となり、3年ぶりに上昇したという。6割台への回復は2年ぶりとのことだ。
内訳は、「採用人数が増加する」とした企業は24.0%で、前回から2.3ポイント増加。
一方、「採用予定はない」は27.9%と0.6ポイント減少し、3年ぶりに低下したとのことだ。
採用予定がある企業は、人手不足への対応や退職・高齢化に伴う補充需要の増加に加え、事業拡大を見据えた採用の動きがあるとしている。
それに対し、採用予定のない企業は、業績悪化や人件費上昇による採用余地の縮小、現状維持を理由に採用を控えているとしている。

■正社員採用予定、業種別では運輸・倉庫業がトップ
企業規模別でみると、「採用予定がある」とした割合は大企業が85.0%と全体を大きく上回った一方、中小企業は56.0%、小規模企業は36.0%にとどまり、規模が小さいほど低い傾向がみられた。
業界別では、「運輸・倉庫」が70.4%で最も高く、「製造」が67.1%と続いた。業種別では、「医療・福祉・保健衛生」が76.4%と高水準の結果に。

■正社員採用予定、新卒新入社員は36.9%、中途社員は 52.4%
採用形態別では、「採用予定がある」割合は新卒が36.9%に対し、中途が52.4%となり、中途採用が上回った。
規模別にみると、「大企業」では「新卒新入社員」が72.7%、「中途社員」が74.1%という結果に。一方で、「中小企業」では「新卒新入社員」が30.7%、「中途社員」は20ポイント近く高い48.7%と、大企業に比べて中途採用をより重視する傾向がうかがえる。

■非正社員の採用予定、3年連続で低下
非正社員の採用については、「採用予定がある」とした企業は41.2%で、3年連続で低下。「採用予定はない」は43.2%となり、3年連続で4割を超えたとのことだ。

■非正社員採用予定の業種別でも運輸・倉庫業がトップ
企業規模別に非正社員の採用予定割合をみると、正社員と同様に企業規模が小さいほど割合が低くなることが明らかになった。
業界別でみると、非正社員でも「運輸・倉庫」が52.5%で最も高く、「製造」が50.6%、「農・林・水産」が50.4%と続いた。また、業種でみると、「旅館・ホテル」が77.9%と高水準の結果に。

非正社員採用予定割合<企業規模・業界・業種別>
【調査概要】
調査対象:全国2万3,568社(うち、1万416社が回答)
調査期間:2月13日~28日
調査方法:インターネット調査
<参考>
帝国データバンク「正社員の採用予定60.3%、3年ぶりに上昇 人手不足背景に意欲回復 事業拡大を見据えた“攻めの採用”も 一方で中小企業は賃金格差で採用難続く」