年収600万以上の会社員の87%が人材紹介サービスの「専門性不足」を実感　86%が「AI面談分析」に期待

RevCommは、直近2年以内に人材紹介サービスを利用した経験があり、人材紹介サービス利用時の年収が600万円以上であった会社員329名を対象に、「ハイクラス人材における人材紹介サービス利用実態調査」を実施し、結果を公表した。

■約9割が、人材紹介サービスコンサルタントの「専門性やレベル」に物足りなさを感じた経験あり

「人材紹介サービスを利用した際に、担当コンサルタントの『専門性やレベル』に物足りなさを感じた経験があるか」と質問したところ、「よく感じた」が32.8%、「時々感じた」が53.0%だった。

■「専門性やレベルが低い」と感じた理由として、半数以上が「ビジネス経験が不足しており、こちらの状況を理解できていなかったこと」を指摘

前項で、「よく感じた」「時々感じた」と回答した人に、「担当コンサルタントに対して、具体的にどのような場面で『専門性やレベルが低い』と感じたか（複数回答）」と質問した。

その結果、「ビジネス経験が不足しており、こちらの状況を理解できていなかったこと」が53.9%、「自分の方が企業や業界のことをよく理解しているのに、的外れな提案をされたこと」が47.5%、「表面的な求人情報を伝えるだけで、深い洞察や戦略的な提案がなかったこと」が45.4%となった。

■人材紹介サービスコンサルタントに期待すること、「表面的な希望条件だけでなく潜在的な価値観・志向まで理解してくれること」が55.0%で最多

人材紹介サービスを利用する際に、コンサルタントに特に期待することを聞いたところ、「表面的な希望条件だけでなく潜在的な価値観・志向まで理解してくれること」が55.0%、「過去の転職事例やデータに基づいた戦略的なキャリア提案をしてくれること」が46.5%、「企業の求人票には載っていない組織文化や実態まで教えてくれること」が42.6%だった。

■86.4%が、AI面談分析による「客観的で深い理解に基づいた提案」に期待

「人材紹介コンサルタントが面談内容をAIで分析し、自分の潜在的な強みやキャリア志向を深く理解した上で提案を行うことに期待するか」と質問したところ、「非常に期待する」が35.6%、「やや期待する」が50.8%という結果に。

【調査概要】
調査方法：IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間：2025年10月27日～10月28日
有効回答：直近2年以内に人材紹介サービスを利用した経験があり、人材紹介サービス利用時の年収が600万円以上であった会社員329名

＜参考＞
MiiTel『ハイクラス人材における人材サービス利用実態調査』