デコボコベースは、さいたま市大宮区高鼻町の複合施設「Bibli」1階に、就労継続支援A型事業所「バーガーテラス」大宮店を12月10日に開業すると発表した。

同事業は、障がいのある人々が支援を受けながら実際の店舗で働き、厳選された素材と製法による商品を一般客に提供する経験を積むことで、1〜2年後の一般就労につなげることを目指しているという。
同店は、地域に開かれた持続可能なビジネスとして、「障がいのある人が主役として活躍する」チェーンストアの第一号店になるとしている。
また、旧図書館の文化的役割を継承し、「観光拠点」「地域ビジネス拠点」「発信拠点」の役割を持つ複合施設「Bibli」の理念と深く響き合う取り組みでもあるという。大宮の賑わい創出、地域企業との連携を通じて、地域全体の活性化に寄与していくとのことだ。

なお、さいたま市は、全国に先駆けて「ノーマライゼーション条例」を制定し、障がいのある人もない人も共に暮らせる社会づくりを推進している。
同事業は、その理念を具現化するものであり、市民・観光客・障がいのある人々が自然に交わる場を生み出すことで、さいたま市から“福祉の未来をてらす”モデルケースを全国へ発信していくとしている。
