大和ハウス工業は、茨城県つくば市においてマルチテナント型物流施設「DPLつくば中央Ⅱ」を11月20日に着工すると発表した。

同施設は、冷凍・冷蔵設備への対応を可能とする仕様を採用し、コールドチェーン(低温物流)分野での需要に応えるとしている。
1階の一部区画では、5度からマイナス25度までの温度管理が可能な冷凍冷蔵設備に変更可能な仕様を採用しており、生鮮食品や医薬品など温度管理が求められる貨物の保管に対応。また、庫内の有効高さを6.5メートルとすることで、高さを活かした効率的な保管が可能だとしている。
アクセス面では、東京都心から約50キロメートル圏内に位置することに加え、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「つくば中央インターチェンジ」から約1.7キロメートル、常磐自動車道「矢田部インターチェンジ」から約5.8キロメートルと、優れたアクセス性を有する「筑波西部工業団地」内に位置。
加えて、つくば市のコミュニティバス停留所から徒歩圏内にあり、雇用面にも配慮した立地としている。

施設内には従業員向けの保育施設を完備し、153台分の駐車場や50台分の駐輪場も整備するなど、テナント企業の従業員が働きやすい環境を整えたという。
環境面では、屋上に2,000キロワットの太陽光発電システムを設置し、再生可能エネルギー100%による建物の運用をするとしている。
省エネ性能においても、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の6つ星の取得やZEB Ready基準の達成を目標としており、LED照明や節水型設備、敷地内緑化なども含め、環境負荷の低減に配慮したとのことだ。
■建物概要
名称:
DPLつくば中央Ⅱ
所在地:
茨城県つくば市御幸が丘2番
交通:
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「つくば中央インターチェンジ」から約1.7キロメートル
常磐自動車道「矢田部インターチェンジ」から約5.8キロメートル
敷地面積:
60,400.59平方メートル(18,271.17坪)
延床面積:
74,043.69平方メートル(22,398.21坪)
賃貸面積:
64,017.14平方メートル(19,365.18坪)
入居テナント数:
最大8テナント(1区画約6,900平方メートル~入居可能)
構造・規模:
鉄骨造、耐震構造、地上2階建て、床荷重1.5トン/平方メートル、梁下有効高さ6.5メートル
建物用途:
マルチテナント型物流施設
竣工予定日:
2027年6月30日
入居予定日:
2027年7月1日
