大日本印刷(DNP)と、完全自動運転の開発を進めるTuring(チューリング)は、資本業務提携契約を締結したと発表した。今回の提携により、レベル5の完全自動運転に必要となるデータ学習や関連製品・サービスの共同開発を進めるとしている。

DNPは同提携により、次世代HMIの共同開発、自動運転向けセキュリティ技術の開発、仮想環境を活用したAIモデル開発、AI学習用データの収集・運用支援の4領域で取り組みを推進するという。特にAI方式の自動運転に対応したヒューマンマシンインターフェースの開発や、走行データの信頼性向上を図るセキュリティ技術強化に注力するとのことだ。
今後DNPは、チューリングとの連携を通じて、自動運転に必要な製品・サービスの開発を進め、少子高齢化に伴う移動課題や物流問題など国内の社会課題の解決に貢献する方針。また、今後普及が見込まれるフィジカルAIを活用した次世代モビリティ領域にも取り組むとしている。
