SIIとHmlet Japanは、下取り品などの上質な中古家具を家具付き賃貸物件に導入し、物件の高付加価値化とサステナブル社会の実現への貢献を目的とした実証実験を、11月より東京都内のHmlet物件で開始すると発表した。

SIIとHmlet Japan、家具付き賃貸の高付加価値化とサステナブル実証実験開始

同取り組みでは、東京都内のHmlet運営物件を対象に、メーカーや小売店が下取り・回収した上質な中古家具をSIIが選定・調達し、Hmletの家具付き賃貸物件に導入する。これにより、コストを抑えつつも洗練された住空間を提供し、住宅の新たな魅力づけを図るという。

今回の実証実験の対象物件は、東京都渋谷区初台に所在し、京王線「初台」駅、小田急線「代々木八幡」駅、東京メトロ千代田線「代々木上原」駅からそれぞれ徒歩10分圏内に立地するHmlet運営物件。

SIIとHmletは、中古家具を再流通させることについて、家具メーカーや小売店にとって単なる廃棄抑制にとどまらず、複数のメリットを生むと考えているという。具体的には、下取りや回収を通じて企業とユーザーの間に新たな接点が生まれること、回収した家具の再流通先として家具付き賃貸という新たな活用チャネルを持てること、さらに家具付き賃貸に配置された中古家具が入居者にとって新たなブランド体験や発見のきっかけとなることを挙げている。