コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、育児とキャリア形成の両立を支援するため、育休からの早期復帰(出産後6か月以内の復職)した女性社員を対象とした新たな子育て支援策を導入したと発表した。

同社は、今回の施策を通じて育児と仕事の両立環境を整備することで、社員のキャリア形成を尊重しながら、多様な支援施策の提供を通じて社員一人ひとりに合った復帰をサポートするという。
新たに導入された主な支援内容は以下のとおりである。対象期間は早期復帰後から子どもが満2歳になるまでとしている。
・病児保育サービス:急病の際に病児保育先の選択肢を増やせるよう、法人契約を行い、登録料・月会費を補助
・ベビーシッター利用:月ごとに子ども家庭庁ベビーシッター券の利用を可能とし、社員の自費出費の低減
・家事代行サービス:法人価格での利用ならびに、利用月ごとに一部費用を補助
・企業主導型保育園の利用支援:保育園の選択肢を広げるために企業間契約を行うなど入園を支援
・その他サポート:ベビーシッターサービスや、家事代行サービスを受けられないエリアにおいても代替サービスの費用を補助
同社によれば、乳児期における育児は夜泣きや発熱などにより、特に手厚いサポートが必要とされるため、こうした支援施策により、早期復帰を希望する社員が職場復帰への不安を感じることなく、安心して復職できる環境を整えているとのことだ。
また、出産・育児ガイドブックや復職に向けたヒアリングシートを用いた面談を通じて、上司や周囲の理解を促し、社員本人が育児状況に応じて柔軟に復帰のタイミングを選べるよう推奨しているという。
早期復帰を希望する場合は、上司と人事部門が連携して個別の働き方や復職環境を検討する体制も整えているとしている。
同社は今後も、多様な働き方と社員のウェルビーイングの向上の向上に取り組み、組織と個人のパフォーマンスを高めることで、企業価値の持続的な向上を目指すとしている。
