AirXは、三菱地所および三菱地所・サイモンとともに、「御殿場プレミアム・アウトレット バーティポート」にて、eVTOL(以下、空飛ぶクルマ)の実機によるデモフライトを実施したことを発表した。

同デモフライトは、「バーティポート整備指針(令和5年12月 国土交通省航空局)」を参考にして整備されたバーティポート「御殿場プレミアム・アウトレット バーティポート」を活用し、国土交通省「令和6年度 バーティポート計画ガイドライン(仮称)」策定に向けた実証事業の一環として行われたもの。
デモフライト当日は、一般の利用者も参加できる見学会も同時開催したとのことだ。
空飛ぶクルマの活用は、都市部での渋滞解消や交通空白地域での移動手段の提供、災害時の利用など、さまざまな社会課題の解決に加え、移動時間の短縮や観光等の新たな体験価値の提供など、幅広い展開が期待されているという。
同社は今後も、空飛ぶモビリティの社会実装に向けてオフィスビル、商業施設、ホテル、空港拠点などを起点としたサービス活用も視野に入れ、新たな空の移動手段の実現に取り組んでいくとのとだ。
■デモフライト概要
実証場所:
御殿場プレミアム・アウトレット バーティポート
(Gotemba Premium Outlets® Vertiport)
静岡県御殿場市深沢1312
実証内容:
空飛ぶクルマを活用したデモンストレーション飛行・搭乗検査員を乗せ、一周240mのコースの周回飛行を実施。※「搭乗検査員」はパイロットではなく、検査員として飛行時の体験的調査を行う。
機体:型番/EH216-S中国でEHang社によって設計・製造されたeVTOL。
飛行時間:約4分間
飛行速度:最大36km/h
飛行高度:約40m(131ft)
