ugoは、成田エアポートテクノが点検・保守業務を行う成田空港内の設備室において、AI搭載の小型点検ロボット「ugo mini」の本格実証実験を開始したと発表した。

点検AIロボット「ugo mini」の本格実証を開始

「ugo mini」は、人手不足の現場で常駐点検を担う次世代型AI点検ロボットで、4Kカメラと3D LiDARを搭載し、自律走行・遠隔監視・AIによる自動点検を実現するという。

成田エアポートテクノは、成田空港内の電気設備室や機械室の点検・保守業務を担っており、日常点検には大きな負荷と人手を要していたという。深刻化する人手不足に対応するため、省力化と効率化を実現するロボットの活用が求められているとのことだ。

同実証では、2024年から2025年にかけて行った約3か月間の検証結果を踏まえ、製品版「ugo mini」を導入するフェーズに移行したものである。点検業務に特化した「ugo mini」は、設備室内のメーター点検などを担い、業務の効率化と作業負担の軽減に貢献するとしている。

ugoでは、今後も点検データの蓄積と可視化によって、予防保全やトラブルの早期発見を支援するとともに、現場ニーズに応じた機能拡張や運用支援を進め、持続可能で効率的な点検・保守体制の構築を目指すとしている。