IVRyは、シリーズDラウンドにおいて総額40億円の資金調達を実施したと発表した。今回の調達により、累計資金調達額は106.1億円に達したという。調達した資金は、エンタープライズ領域の組織拡大、AIプロダクト開発の強化、M&Aを含む事業拡大などに充当するとのことだ。

IVRy、シリーズDで40億円を調達

同社は、対話型音声AI SaaS「アイブリー」を通じて、電話業務の自動化やDXを推進してきた。現在、47都道府県・97業界以上で導入が進んでおり、ARR成長指標「T2D3」を上回るペースで事業を拡大しているという。

今回の資金調達により、エンタープライズ向けの営業体制を強化し、「IVRy Data Hub」を中核としたAI活用基盤の開発を加速させる。

出資者には、ALL STAR SAAS FUND、Coral Capital、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、みずほキャピタル(みずほグロースパートナーズ1号ファンド)、SMBCベンチャーキャピタル、フェムトパートナーズ、BRICKS FUND TOKYO、Boost Capitalが名を連ねる。

また、同社は今回の発表にあわせて特設サイトを公開し、今後の採用拡大を発表した。代表の奥西亮賀氏は、11月14日に開催されるオンラインイベントで、資金の使途やAI開発戦略、今後の事業方針などについて説明を行う予定だとしている。

オンラインイベントも開催