楽天市場、2025年「冬のトレンド」を予測「パーソナル寒さ対策」「家・自分チャージ商品」などに注目

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楽天グループ（以下、楽天）が運営する「楽天市場」は、ユーザーの購買行動分析データや一般消費者へのアンケート調査をもとに、今冬に注目を集めそうな消費行動や商品をまとめた「楽天市場 2025年冬のトレンド予測」を公表した。

楽天が実施したアンケート調査では、今年の物価高について「気になる」と回答した人は約9割、「今年の冬は節約したい」と回答した人は約8割に上り、家計防衛への意識が明らかになったという。

物価高以外に不安に感じる点としては、「電気代・ガス代など光熱費の高騰」が最も多く、次いで「気象（寒さ・積雪など）」「感染症の流行（インフルエンザ・新型コロナなど）」が上位に。これらの結果から、消費者が冬の生活において、経済的な負担面で不安を抱えていることが見受けられたとしている。

また、同調査では体を温める「温活」をしたいという回答は約7割に上り、関心の高さがうかがえたという。日常生活に温活を取り入れる「ながら温活」にも約半数が「興味がある」と回答しており、温活をしたいシーンのトップ3は「仕事中」「家事中」「就寝中」となったとのことだ。

調査の結果から楽天は、光熱費を含む物価高が家計を圧迫する中、今年の冬は寒さ対策グッズを購入する際に、省エネがより一層求められると予測。

「楽天市場」においては、個人に合わせて最適化された「パーソナル寒さ対策」で、快適な冬を過ごそうとする需要が高まると予測している。

同調査では、約6割が「今年は大容量パックやまとめ買いの購入が増えた」と回答し、今年の冬に大容量パックやまとめ買いで購入を検討しているものとして、日用消耗品や食品が上位となったという。

また、その理由は「節約のため」に加え、「ストックがないと不安だから」や「買い物頻度が減り、効率的なため」といった、日常的に使用するものを意識的に補充することで安心感を得るニーズと効率性を重視する回答が挙がたっとのことだ。

さらに、新しい年を迎えるにあたり日用消耗品を買い替えたいという需要も。

同調査では、約4割が年末に向けて生活必需品や身の回りのものを「新調したい」と回答。また、その中でも「下着・肌着・靴下」「歯ブラシ」「タオル」などが上位に挙がり、年末の「チャージ消費」が、こうした計画的な買い替え需要においても見受けられたとしている。

また、節約志向が続く一方で、「楽天市場」では年末において自分へのご褒美（自分チャージ）として嗜好品の需要も高く、物価高の中でも日々の満足度を維持したいという消費者のニーズがあることが見受けられたという。

同調査では、物価高が気になる中でも自分へのご褒美を約4割が購入予定と回答し、「楽天市場」では2024年12月～2025年2月におけるパジャマの流通総額が前年同期比で約1.3倍に伸長、生活の質を高める商品への購買行動がうかがえたとのことだ。

同調査では、今年の冬は物価高の影響で「食費の節約を心掛けている（外食を控え自炊をするなど）」という回答が半数以上となった一方で、今年の冬に自宅での食事を「より充実させたい」「より楽しみたい」と答えた人が約7割に上ったという。

さらに、「行列に並ばずに、人気グルメを自宅で楽しみたい」と半数以上が回答し、自宅で楽しみたい行列グルメとしては、「生ドーナツ」「韓国料理」「麻辣湯」「タコス」などが挙がったとのことだ。

このことから、外食を控える中でも、自宅で手軽に行列グルメを楽しみたいというニーズがあると同社は考察している。

楽天市場、2025年「冬のトレンド」を予測　「パーソナル寒さ対策」「家・自分チャージ商品」などに注目