エステーは、衣替えやクローゼット環境の実態を明らかにするため、衣類の収納にクローゼットを使用している20代~60代の男女601名を対象に「衣替え(※1)とクローゼット環境に関する調査」を実施し、その結果を公表した。

■衣替え実施率は56.2%、異常気象の影響で衣替えの時期に悩む「タイミング迷子」も

回答者に今年の冬から春・夏にかけての衣替え実施有無について質問したところ、「実施した」と回答した人は全体の56.2%だった。

衣替えの実施率

さらに、衣替えを行った人に「大変だったこと」を聞いたところ、「寒暖差が激しく、衣替えのタイミングが難しかった」が最も多かった。近年の異常気象などによる寒暖差の影響で、衣替えの時期に悩む「タイミング迷子」が一定数存在することが分かった。

衣替えをした際に大変だったこと

■全体の約4割が自身のクローゼットを「理想の収納空間」と認識 20代は53.3%と高水準

現在使用しているクローゼットについて「理想の収納空間だと思うか」聞いたところ、「理想の収納空間である」「どちらかというと理想の収納空間である」と回答した人は、全体の約4割に上った。

年代別では、20代の53.3%が「理想の収納空間」であると認識しており、他の年代と比べて高い傾向にあった。

理想の収納空間だと思うか

理想のクローゼットの状態として、全体では「整理されていて、服を取り出しやすいクローゼット」が最多。次いで「汚れ・カビ・虫・菌などがなく清潔なクローゼット」が続いた。

20代で全体よりも高い傾向が見られたのは「収納アイテムなどにこだわった使いやすいクローゼット」「お気に入りの衣類が収納されているクローゼット」「開けた時にいい香りがするクローゼット」となり、機能面に加えてお気に入りのアイテムや香りで“自分好みの空間”を演出する情緒的な価値も重視していることが分かった。

理想のクローゼットの状態

■全体の約8割がクローゼット内の収納空間・環境を整えるための対策を実施 上位は「虫食い対策」「湿気・カビ対策」

クローゼット内の収納空間・収納環境を整えるための対策については、約8割(※2)が何らかの工夫をしていると回答した。

最も多かったのは「防虫剤などを使用して洋服の虫食い対策をしている」で、次いで「除湿剤や防カビ剤などを使用して湿気・カビ対策をしている」が続いた。

20代では、「クローゼット中のイヤなニオイを防ぐため、消臭対策をしている」「芳香剤やサシェなどのアイテムを使用し、クローゼット内をいい香りにしている」などの割合が全体よりも高い傾向に。これは、前述の「理想の収納空間」として他の年代よりも高い傾向にあった香りへのこだわりを実現するために、日頃からニオイ対策や香りづけをしていることを示している。

クローゼット内の収納空間・収納環境を整えるための対策

【調査概要】
調査内容:衣替えとクローゼット環境に関する調査
調査期間:2025年8月8日~8月9日
調査対象:クローゼットに衣類を収納している20代~60代の男女601名
調査方法:インターネット調査(自社調査)

※本文中のグラフの構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計が100%にならないものもある。

(※1)同調査における「衣替え」の定義は、季節の変わり目に一斉にクローゼットの中を整理したり、入れ替えたりすること。
(※2)「特に対策はしていない」と回答した19.6%を除いた割合。

<参考>エステー「衣替えとクローゼット環境に関する調査