東京建物が事務局を務める「TOKYO BLOCKS PARK!実行委員会」は、東京駅前の八重洲・日本橋エリアの路地空間を活用した期間限定イベント「TOKYO BLOCKS PARK!」を10月22日から11月1日まで開催すると発表した。

同イベントでは、八重洲・日本橋エリアの3つの路地空間を活用し、飲食・交流・体験を通じて「人とまちが交わる新しいパブリックスペース」を創出するという。
会場では、体験型デジタルアートや照明装飾、廃材を活用した移動式屋台などを設置。昔ながらの趣があり地域に根差した個性的な店舗が立ち並ぶ路地を、明るく開放的な空間へと変え、訪れる人々の回遊を促す仕掛けを展開するとのことだ。
開催地である東京駅前の八重洲・日本橋エリアは、国家戦略特区にも指定され、複数の大規模再開発が進行中である一方、路地に入ると、昔ながらの風情を残す店舗群が広がる地域でもある。
同イベントでは、こうした希少な路地空間を活用し、食事や休憩、出会いの場として提供することで、エリア全体の回遊性を高め、「まちのシンボル」となる空間づくりを目指すとしている。

会場となる「東京建物八重洲さくら通りビル横路地」では、デジタルアートのマッピングや光の演出を実施するほか、地元飲食店等と連携した屋外フードホールを展開。

「SAKURA POCKET PARK」では、フェアトレードコーヒーを提供する「GOOD COFFEE FARMS」が路地空間を活用し、期間限定のカフェ&バー営業をするという。

「YAENAKA POCKET PARK」では、ソーラー式行燈の設置やラウンジチェアの配置により、滞留空間の快適性を高めるとのことだ。
また、リジェネラティブな社会に向けイノベーションの実証と社会実装を行う場「Tokyo Living Lab」の構成施設であるInnovative Kitchen「8go」の参加が決定。ミシュラン店も手掛ける料理人・野田達也シェフのテイクアウトメニューも提供するという。

同イベントの目玉である「旅する屋台」は、廃材を利用して制作された移動式屋台。地元飲食店関係者が醸造するお酒の販売や路地飲食店のテイクアウトメニューを紹介するなど、来訪者の路地全体への回遊性を促すとのことだ。

さらに、エリア回遊施策として、scheme vergeが提供するアプリ「Horai」を活用したスタンプラリーも実施。対象店舗でテイクアウトを購入するとスタンプが付与される仕組みで、スタンプを集めると協力店舗で利用できる優待クーポンが発行されるとのことだ。
同社は、同イベントを通じて、八重洲・日本橋エリアがノスタルジックでありながらも先進的な「まちのシンボル」として発展することを目指すとしている。また、一部の空間演出は、イベント終了後も設置を継続し、路地空間の認知と魅力向上につなげていくとのことだ。
■「TOKYO BLOCKS PARK!」開催概要
会場・会期
東京駅前八重洲・日本橋エリア内3路地
2025年10月22日〜11月1日
※飲食提供実施日は路地ごとに異なる。
1.東京建物八重洲さくら通りビル横路地:東京都中央区八重洲一丁目5番地先
10月22日~24日、28日~31日
2.「SAKURA POCKET PARK」:東京都中央区日本橋三丁目1番地先(GOOD COFFEE FARMS横)
10月23日~25日、30日~11月1日
3.「YAENAKA POCKET PARK」:東京都中央区八重洲一丁目4番地先(東京建物八重洲ビル横)
10月22日~24日、30日、31日
時間
17:00~22:30
入場料
無料 ※飲食代等別途
主催
TOKYO BLOCKS PARK!実行委員会(事務局:東京建物)
協力
東邦レオ、ishau、scheme verge、SAMPO、スプリングブレス、ソネングラスジャパン、近隣店舗