シーアールイーは、佐賀県鳥栖市において福岡地所との共同事業として開発を進めている物流施設「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」に着工したことを発表した。

なお、竣工は2026年9月末を予定しているとのことだ。

ロジスクエア鳥栖Ⅱ完成イメージ

同施設の開発地は、佐賀県鳥栖市の鳥栖商工団地内に位置し、周辺は倉庫や工場が立ち並ぶ 24時間操業可能なエリアに立地。九州全域をカバーする広域物流拠点として高い優位性を有しているほか、鉄道貨物輸送を活用したモーダルシフトへの取り組みも対応可能だという。

また、JR鹿児島本線「鳥栖」駅から同施設までは徒歩約9分と通勤利便性も高く、従業員の雇用面においても優れた立地環境となっている。

同施設は、地上2階建て、延べ面積36,575.50平方メートル(11,064.08坪)の物流施設として開発。東西両面にトラックバースを配置し、大型車40台が同時に接車出来る計画となっており、敷地内の車両動線はワンウェイでの利用も可能。

効率的な入出庫オペレーションを実現する汎用性の高い施設計画となっているとのことだ。

さらに、ドライバーの負担軽減のために8台分の大型トラック待機スペースを計画。通勤利便性向上のために124 台分の乗用車駐車場を配置するという。

倉庫部分は、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5t/平方メートル、有効高さは6.0メートル以上、照度は平均300ルクスを確保して、昇降設備は荷物用エレベーター(積載荷重4.1t)4基、垂直搬送機4基を実装。

テナント区画は4分割での入居が可能な設計としており、最小で約2,430坪からの利用が可能だという。

環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用し、環境や省エネルギーに配慮した施設計画とし、BELS評価、CASBEE-建築(新築)を取得予定。また、太陽光事業者にて太陽光発電システムの導入を予定しており、屋根に太陽光パネルの設置が可能な構造となっているとのことだ。

■開発プロジェクト概要

施設名称:ロジスクエア鳥栖Ⅱ
所在地:佐賀県鳥栖市藤木町1-2
敷地面積:26,187.51平方メートル(7,921.72坪)
用途地域:準工業地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上2階建て
延ベ面積:36,575.50平方メートル(11,064.08坪)(予定)
着工:2025年10月1日
竣工:2026年9月末日(予定)
設計施工:東洋建設