G-Placeは、同社の公共イノベーション事業グループが提供する自治体向けフードシェアリングサービス「タベスケ」を、9月1日より秋田県大仙市で提供を開始すると発表した。

同サービスは、廃棄されそうな食品と購入者のニーズをマッチさせるフードシェアリングの仕組みで、食品ロス削減を目指している。
2021年3月からウェブサービスとして開始し、2024年2月にはアプリ版の提供もスタート。2025年6月30日時点で28の自治体に導入され、累計登録ユーザー数は103,528人、協力店舗数は826店舗、食品ロス削減量は42.4トンに達しているという。
飲食店や食料品店は、まだ食べられるのに廃棄される可能性のある食品を「タベスケ」上に安価で出品。購入者は欲しい商品を予約し、店舗で直接支払うことで商品を購入できる。
同サービスは、地方自治体が提供を行っており、購入者は自治体在住者でなくても無料で利用可能(※)。商品登録をする店舗側も無料で利用できるため、地域の小・中規模店舗でも参加しやすいのが特徴となっている。
大仙市では、同サービスを通じて、食品ロス削減意識の醸成、市民の経済的負担の軽減および事業者の食品ロスによる廃棄コストの削減、地域活性化とそれによる持続可能な地域社会の構築への貢献、という3点を期待しているとのことだ。
(※)商品代金は発生する