大和ハウス工業は、広島県福山市において同市初となるマルチテナント型物流施設「DPL広島福山北」を8月1日に着工すると発表した。

福山市にマルチテナント型物流施設「DPL広島福山北」が着工へ

同施設は、最大6テナント、最小約5,000平方メートルから入居可能な地上2階建て・延床面積37,151.94平方メートルの物流施設で、山陽自動車道「福山東インターチェンジ」から約11kmに位置する。複数の幹線道路にアクセスしやすく、中国・四国エリアへの広域配送にも対応可能な交通利便性を有するという。

交通利便性の高い立地

建物には、高床式と低床式の両面バースを採用。トラックの運搬形態に応じた荷役作業の効率化を図る構造となっている。

設備詳細

同社はこれまでに、広島県内では「DPL広島五日市港」(2017年)、「DPL広島観音」(2021年)を開発しており、同件は県内3棟目のDプロジェクトとして位置づけられる。

大和ハウス工業は、特定企業向けのBTS型物流施設とともに、複数企業が入居可能なマルチテナント型施設の展開を全国で進めており、物流業界の多様なニーズに応える体制を強化しているとのことだ。

■建物概要

名称:「DPL広島福山北」
所在地:広島県福山市北匠町1番6、23、24、25、26
交通:山陽自動車道「福山東IC」から約11km/JR福塩線「万能倉駅」から約3km
敷地面積:42,829.56平方メートル
延床面積:37,151.94平方メートル(11,238.46坪)
賃貸面積:35,152.15平方メートル(10,633.52坪)
入居可能区画:最大6テナント、最小1区画 約5,000平方メートルから
構造・規模:鉄骨造・耐震構造・地上2階建て
用途:マルチテナント型物流施設
着工日:2025年8月1日
竣工予定:2026年10月31日
入居可能日:2026年11月1日
設計・施工:大本組・GEN設計 特定建設工事共同企業体