徳島県、NEC、電脳交通の3者によるロボットタクシーの実証運行が、国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業」に採択されたと電脳交通が発表した。

同事業は、地域の公共交通の確保や利便性向上を目的に、関係者が協働して取り組む事業を支援するもの。今回の実証運行は、徳島県鳴門市西部エリアを中心に、ロボットタクシーを活用した公共交通の維持・確保を目指すという。

徳島県、NEC、電脳交通の3者は、2025年度に自動運転技術を活用したロボットタクシーの事業化に向けた実証運行を行う。実施にあたっては、交通事業者や行政との調整、技術提供、配車オペレーションなどを各社が分担する。

運行は、徳島県内のタクシー事業者である旅サポート(きんときタクシー)が行い、台数は1台、運賃は無償である。なお、今回の実証運行は運転者が同乗する形で実施されるが、将来的には道路運送車両法のレベル4(運転者を必要としない自動運転)の認可取得を目指すとしている。