パーソルキャリアが運営する調査機関『Job総研』は、社会人男女544人を対象に「2025年 夏の出費実態調査」を実施し、その結果を公表した。

■今夏の出費増減

例年と比べた今夏の出費を聞いたところ、「増える派」が86.0%で多数派となり、内訳は「とても増える」が12.9%、「増える」が25.7%、「どちらかといえば増える」が47.4%となった。

また、出費が増えると回答した人にその項目を聞くと、「光熱費」が59.6%で最多となり、次いで「食費」が57.5%、「物価高による生活費全般」が39.5%だった。

今夏の出費増減

■今夏の出費と年収

今夏の出費に対する印象については、79.2%が「厳しく感じる」と回答。内訳は「とても厳しい」が26.8%、「厳しい」が22.1%、「どちらかといえば厳しい」が30.3%であった

特に年収別で見ると、「今夏の生活費が厳しく感じる派」の割合は、「1,001万円以上」が84.1%で最多となり、次いで「701万~1,000万円以下」が83.6%、「301万~500万円以下」が77.4%、「501万~700万円以下」が76.7%という結果に。

今夏の出費と年収

■今夏の外出計画

今夏のレジャー・外出計画については、65.4%が「予定を変更・予算を抑える派」と回答。内訳は「予算を抑えて実施予定」が25.1%、「行き先・回数を減らす予定」が12.3%、「実施しない予定」が12.7%、「お金をかけず自宅中心で過ごす予定」が15.3%となった。

また、今夏のレジャー・外出費用を聞いたところ、平均額が5.0万円、中央値が3.0万円、最頻値が2.0万円だった。

今夏の外出計画

■夏の物価高対策

”物価高”による夏の消費行動の変化については、「特売や安いものを選ぶように」が53.1%と最多で、次いで「ポイント・値引きを重視」が43.4%、「外食を減らし自炊中心に」が33.6%となった。

また、夏の出費・物価高への対策を聞いたところ、「冷房の使用時間・温度の調整」が39.3%で最多となり、次いで「ポイント・クーポンの活用」が38.4%、「セールを狙う」が29.6%だった。

夏の物価高対策

■暑さ対策への出費

”猛暑”による夏の消費行動の変化を聞いたところ、「冷房機器の使用時間が増加」が58.1%で最多に。次いで「自宅で過ごす時間が増加」が40.3%、「涼しい時間に外出するように」が34.0%となった。

また、暑さ対策への出費については、「外出先での飲料・冷菓の購入」が33.8%と最多で、「電気代を気にせず快適さを重視」が32.9%、「冷感グッズの購入」が32.0%と続いた。

暑さ対策への出費

【調査概要】
調査対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国/男女/20~50代
調査期間:2025年6月4日〜6月11日
有効回答数:544人
調査方法:インターネット調査

<参考>Job総研『2025年 夏の出費実態調査