EternityFoodsは、沖縄県那覇市に新工場を設立し、2025年9月に稼働を開始すると発表した。石垣島で構築した地域密着型の「食のインフラ」モデルを那覇へ展開し、地域経済の活性化を図るとのことだ。

新工場は、那覇市久茂地1-4-1 くもいちビル1Fに所在し、営業許可申請は2025年6月24日に完了。営業開始は同年7月20日を予定しているという。同社は新工場稼働に先立ち、製造スタッフ5名と管理職1名の募集を開始したと明かした。
同社は現在、25名体制で事業を展開しており、主婦層を中心とした採用により、地域に根差した柔軟な製造体制を構築。地元の調理法や味付けを再現しながら、雇用の安定にも寄与していると述べている。
また、同社の仕込み代行サービスを活用しているパートナー飲食店2社が、2025年秋にオープン予定の大型フードホールに出店することが決定した。
今後は那覇を起点に、宮古島、奄美大島、さらに県外離島や都市圏への展開を視野に入れ、OEM開発や加工受託による収益多角化も進める方針である。同社は、六次産業化の成功モデルとして食品ロス削減や持続可能な食糧供給にも取り組み、ESG投資を重視する企業にとって魅力あるパートナーを目指すとしている。