ヘラルボニーは、盛岡市上下水道局と共創し、地震などの災害に備えて盛岡市内72カ所の指定緊急避難所等に設置される耐震不凍給水栓のうち、第1号基にヘラルボニー契約作家の小林覚氏のアートを起用したことを発表した。

岩手県盛岡市内に設置の「耐震不凍給水栓」に小林覚氏のアートを起用

同取り組みでは、盛岡市水道事業90周年記念のスローガンである「ゴクゴク飲める水道水を次世代へ」を含む複数の語句を使用したアートを小林氏が作成し、耐震不凍給水栓にラッピング。

街の中心部に置かれるこの給水栓は、災害時に水を汲める場所の目印になると同時に、多くの人が行き交う場所に設置されることから、多様な人々が暮らしやすい街のシンボルになってほしいというメッセージが込められているという。

耐震不凍給水栓とは「地震に強く、凍らないことが特徴の水飲み場」のことで、同水飲み場は地震に強い水道管と繋がっており、地震などの災害発生時や寒い冬でも、いつでも水を飲むことが可能。

耐震不凍給水栓

盛岡市中心部のプラザおでって広場内に設置されるため、災害発生時を含む有事にも、誰しもが安心して水を飲むことができる環境を提供することができるとのことだ。