日比谷花壇は、「日比谷花壇のお葬式」において、石油由来から成るフローラルフォーム(吸水スポンジ)の使用量を削減した商品「日比谷花壇のお葬式 サステナブルコレクション」を発表した。
同コレクションの第1弾として、家族葬向けの花祭壇「サステナブル花祭壇『Green Earth』・『Heart Blossom』」の2種類を7月7日から販売開始するとのことだ。

葬儀業界では、通夜や告別式の会場を彩る花祭壇にフローラルフォームを用いるのが一般的だ。一方、フローラルフォームは、石油由来のフェノール樹脂で作られており、製造・運搬・使用・廃棄の各段階で多くの二酸化炭素を排出し、地球温暖化の一因とされているという。
こうした背景を受け、同社では環境に配慮した取り組みとして、フローラルフォームの使用量を抑えた花祭壇とともに、一切使用しない花祭壇の取り扱いを新たに開始。
同社が独自開発した金属製パイプによる、再利用可能な装花キットをフローラルフォームの代替として用いることで、石油由来資材の使用・廃棄を削減し、二酸化炭素排出量の低減に貢献するという。

新たに提供を開始するサステナブル花祭壇『Green Earth』は、ホワイトとグリーンを基調とした、丸く青く美しい地球をイメージしたデザイン。また、サステナブル花祭壇『Heart Blossom』は、鮮やかで自然豊かな緑の丘に優しい色の花々が咲き誇る様子を表現した花祭壇だという。
いずれもフローラルフォーム不使用の環境に配慮した花祭壇となっている。また、使用する葉物のグリーンにはすべてアーティフィシャルフラワー(造花)を採用し、生花の廃棄量も削減するとしている。
■新商品概要
サステナブル花祭壇『Green Earth』
税込価格:440,000円(本体価格:400,000円)
※フローラルフォーム不使用商品

サステナブル花祭壇『Heart Blossom』
税込価格:550,000円(本体価格:500,000円)
※フローラルフォーム不使用商品
